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テレビ裏の異次元

我が家にはテレビは1つしかない。
「何かを映す」というツールは、スマホやタブレット、パソコンのディスプレイ等他にもあるけれど、やはり簡単見やすいのはテレビ。
いつもありがとう。

このテレビは40型?くらい。約7年前、20インチで録画も出来なかったテレビだったのを、当時付き合っていた男から「録画したものを大画面で観られると世界変わるよ」とのアドバイスを得て買ったもの。そのときの私の懐事情ではキツめの買い物だったけど、ブルーレイレコーダーと合わせて紛れもない「人生買ってよかったもの」達だ。
ありがとう当時の男!


さて、毎日つけては地上波はもちろん、ps4やSwitch等のゲーム類、YouTube等の動画、AmazonプライムやNetflixのサブスク等、もうとりあえずなんでもこれで観てますよな状態で、
そのために機器を線で繋いでいたり、各機器の電源をとるためのアダプターがあったり、はたまた最近の機器はインターネットに繋げることで劇的に快適になる時代だったり、でもWiFiよりも有線のほうが通信速度早いのも事実だったり、はたまた最近はネット配信とかはじめたもんだから分配器とか配信用マイクとか、もう私の手に負えない領域のあれこれもあって、

とにかく、
テレビのまわりはもう誰が何色の線を吐き出してるのか、生命線(電源)はどれなんか、USBなのかコンセントなのか、
後から後から足されて、異次元の世界になっていた。

テレビを置いてある壁にはそもそもネット回線のスタート地点(なんていうのこれ)もあるし、電源(コンセントのこと)の数も決まっている。
延長コードの電源タップも限られた世界でのやりくりをして、もうあんまり見ないようにしていた。


イライラの根源

私はイライラしていた。あとからさらに追加された機器たちがテレビボード上に置けなくなり、ボード前の床に並べられたあたりから、テレビの左側がもう黒い迷路でわやわやなってきたからだ。
「とりあえず…」とかって、長は短を兼ねるぅとかで買ったのかは知らんが長すぎるコードは、身をもてあましてぐるぐる迂回しているし、その途中で別の黒い誰かと揉み合いになって最後握手したんかいってくらい、要はもうぐちゃぐちゃだった。
その様子はもちろん2人の責任だ。


私は旦那氏に「テレビまわり、ごちゃついてきたね」と持ちかけた。良い滑り出しだった。
が、その後話は遠回りをして、1時間後に出た結論は「WiFiのルーターを高くていいやつに変えよう」というもので、私たちは通販でとっても広範囲を強い電波飛ばすぜなルーターをポチッた。


異次元と向き合う(昨日)

そんなこんなで昨日、その新しいルーターが届いたところで、私は密かに絶望していた。
あの日話はそれてしまったし確かに寝室にWiFi届かないことを課題とは思っていたけれど、私の真の目的はコードのごちゃごちゃをスッキリすることにあった。
でも、そのためには、今迄見て見ぬふりをしていたテレビボードの裏側の封印を解かねばならない。


旦那氏は私がテレビ裏を覗き込んで絶望する姿をみてビックリしていたと思う。たぶん、WiFiルーターだけを「えいっ☆」と交換するつもりでいただろうから。
その証拠に「全部外してもいいよ、どうする?」と聞いてきた。私が「やる」と言い出すのを知りながら、判断を私に委ねてきたのだ。言い出したら聞かない私の扱いがよく分かっているね。これにて責任の所在もハッキリする。


私は助っ人を購入していた。

……強い(確信)。
テレビの後ろにこいつさえいれば、ごちゃごちゃしたコードたちも整列せざるを得まい。
居場所さえ確定してしまえばこっちのもんだろ。

↑と思ったら、我が家のテレビ配線事情により、写真で見たより上に付けるしかなかった!


加えて、我が家に届いた新しい仲間、激強WiFiさんをご覧頂こう。(画像はお借りしました)

トゲが強そう…!!!!!
これをテレビ裏の増設棚に設置したら、テレビからツノが生えてしまう。

テレビ
ブルーレイレコーダー
プレステ4 2台
プレステコントローラの充電機器
Nintendo Switch
Nintendo Switchのリモコン充電機器
インターネット回線モデム
最強のWiFiルーター
スマートスピーカー
HDMI分配器
ノートパソコン
配信用マイク

いつのまにこんなに増えたのよ!
このそれぞれの生命線を確保しつつ、必要箇所はてをつなぎ、新しいWiFiを覚えさせ、長すぎる箇所は結束し(本当はあかんらしいので気をつけてね)、ついでにホコリもとったりして


作業は2時間にも及んだ。

新しいWiFiの設定は旦那氏が全部やってくれて、めちゃめちゃめちゃめちゃ有り難かった。

最強のWiFiの電波は主張が強い。
最強でいるためにはこのツノを見せておかないといけないらしい。隠すことをやめた。

………ってか、

なんか、新たな異次元空間が誕生してしまった。

テレビの後ろに棚を作ったぶん、コードがテレビ裏全体を這うようになったので、横から見たら立体的なごちゃ感になってしまった。


もっとやりようがあったかも知れないと思うけど、精も根も尽き果てた。
ていうか、これでも以前よりずーっとマシで、何より周辺機器が前からはほぼ見えないし、配線も裏側に留まってくれている。
よかった。誰がなんと言おうとこれは成功だ。
異次元空間は少し秩序をもって縮小されたといえる。
WiFiも寝室までガッツリ届くようになったし。

最後に自己満足報告になってしまったことをお詫びして、このnoteを閉じる。

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