【映画感想】女ドラキュラ

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1936年製作/アメリカ
原題:Dracula's Daughter

フランケンシュタインシリーズの7作目ドラキュラの屋敷を見るために今まで見てなかったドラキュラシリーズを見始めた。
ドラキュラシリーズ2作目の女ドラキュラ。前回死んだドラキュラの娘の話。

ちゃんと1作目のまさに直後から進むストーリーでそこは律儀で良い。
ドラキュラの習性を呪いとして治すために精神科医を誘惑する女ドラキュラの悲哀は良いし、ちゃんとヴァンヘルシング博士が活躍する展開も素敵だけど、何より良かったのは精神科医のガース先生と助手のジャネットの恋愛要素。
お互い口ではいがみ合ってて、意地悪なこと言ったりやったりするけど実は好き同士で、相手がピンチの時には自分の命までかけるっていうその関係性がたまらん。
なんかとっても現代っぽい恋愛の形でとても1936年の映画とは思えないおしゃれさを感じた。

というところくらいしか実は言うことがなかったり、あとは女ドラキュラが父であるドラキュラを火葬するシーンとかは美しいなと思ったし、女ドラキュラ役の人の一件大仰すぎると思っちゃうほどの舞台役者っぷりも素晴らしかったかなと。

とにかくガースのキャラがいちいち最高。吹き替えで見てたから余計ひょうきんさが増して感じられてとてもよかったし、ジャネットのドレスとかも超かわいい。
こういうクラシックな映画を見るといつも思うけどこの時代でこれ作ってたって本当にとんでもないよね。まだ第二次世界大戦も始まってないのに。
今でも普通に見れる映画を当時みたら相当凄かっただろうなとしみじみ思う。

そんな感じ

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