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#2 -引き算の暮らしの5選- 食事編

こんにちは。caoです。

突然ですがわたし、5歳から約20年間水泳競技に打ち込んでいて、青春時代はずっと水の中で過ごしていました(笑)

てまえみそではありますが363日は水の中で過ごし、いわゆるアスリートとしての人生を送っていたんですね。

そんな生活を長く続けていると、運動量も多く身体が成長過程にある中でしていた食生活が習慣化されていたので、引退してから運動量が減り、身体の成長しない状況なのに食習慣の改善方法がわからず、8kg近く体重が増えてしまったことがあります。

これが身体に良い
この食材がダイエットには良い

そんな情報の受け取り方をしていたので、単品の品物を摂ることに重きを置いていて、ことごとくダイエットには失敗してきました。

そんなワタシがたどり着いたのは、そもそもダイエットをしない!という方法(笑)

何を摂るかより、何を摂らないか

が大切だなということを身をもって知ったことを、今回の記事ではお伝えさせていただこうと思います!


1、1日3食の歴史

1日に何回お食事を取りますか?

と聞くと、大半の方が「え?!三回でしょ?!」と何を言ってるの?ばりの返答が返ってくるんですね。

もれなくワタシもその一人でしたし、両親からも学校の教育でもそれが当たり前だと教えてもらっている人がほとんどだと思うので、その常識習慣を疑うことすらしませんでした。

一説によると、この1日3食という考え方が定着したのは江戸時代中期以降だそうです。1657年に江戸を襲った「明暦の大火」と言う大きな火災があったようなのですが、その際に街を復興するために各地から大工さんなどの職人さんが集まってきたことで、食を取り巻く事情に変化が生じたと言われているそうなんですね。

力仕事、肉体労働がメインの方が集まったら当然2食では足りず、復興を急ぐような状況だったのでわざわざ家に帰ることも難しく、そのような背景がきっかけとなって屋台などができるようになったのが外食産業の始まりと言われているそうです。

それまでは、いわゆる一般庶民は1日2食が普通だったようで、お昼くらいと夕方4時ぐらいにもう一回、一仕事終えてから食事というようなバランスだったようです。

また、他の説では物流業が盛んになったおかげもあり、照明用の油も広く出回るようになって起きている時間が長くなったことや、稼働時間が増えたことで1日2食ではお腹もちが悪く、3食摂るようになったという説もあるようです。

それまでは日の出とともに起き、日の入りとともに眠るという家庭が多かったため、文明の力によって起きている時間が長くなったことによって利便性をさらに求められるようになったからこその選択ですよね。

こういった背景を知ると、現代でも盛んになり続けている街の構造や、ちょっと言い過ぎかもしれませんが、自然に背くような生き方をしていると、自分のエネルギーの持分より多くの稼働時間が発生する訳なので、必然的に1日3食にならざるを得ないと思うのですが、冷静に考えてみると、重労働しない一般庶民であれば1日3食も必要がないのかもしれないなということに気づいた訳なんですね。

アスリート時代は毎日5km以上泳いでいたので、1日どんぶり3杯のごはんが確かに必要でした。

でも、こうしてリモートワークをしている今、それに匹敵する運動量はどう考えても消費することはできず、18kgの息子を抱えて日々を過ごしていても、きっとあの時よりカロリー消費はしてないと思うんですよ。

それに加えて悲しきかな、加齢には抗えない。
基礎代謝量(呼吸しているだけでも消費しているエネルギーとでもお伝えしておきましょうかね)も年々減少している、、、

つまりは燃費の悪い体になっていくわけです。
どんな人でも老いと共にね。

そんなわけで、自分の生活軸からある程度のエネルギー消費量を考えてみると、1日3食ではカロリーオーバーだなと言うことに気がついたことがきっかけで、まずは「食べる時間」を見直したことが、1日3食のmy歴史に終止符を打てたきっかけでもあります。

ワタシの場合はですが、1日3食だった時の食事時間は、

朝7時
(ちゃっかり10時頃おやつを入れ)
昼13時
(ちゃっかり15時頃おやつを入れ)
夜20時

こんなイメージですね。もはや1日5食ですね(汗)
食事と食事の間の時間が空き過ぎているのも、多く食べてしまうポイントでしたし、おやつに甘いものを摂ると血糖値を上手にコントロールできていない感覚があり、その後の食事も「まーいっか」状態でなーなーになっていた感じですね。

今は食卓について「いただきます」とする食事に関しては、


午前11時頃

午後5時頃


朝5時頃に「ぐ〜ぅ」とお腹が鳴っているようならそこで食べることもありますが基本的にはとてもシンプルな上記の2つの時間だけ

お肉やお魚、大豆などのタンパク源を増やし、水分を増やし、夕方以降の炭水化物は控えめにしたり雑穀や玄米などを取り入れるということを意識しただけです。

特段これを我慢!とか絶対食べない!!(同じか)と言った制約などは設けていません。

この食事を続けて約7年半ぐらい経ちますが、未だに高校時代のデニムを履いています(笑)
体重は計っておりませんのでわかりませんが、洋服を1つのバロメータにしております。

●●kgから●kgへ!というシンデレラストーリーがあれば良いのでしょうけれども、ワタシの場合は常に平均値を推移し、推移し続けているという地味な記録を更新し続けております(笑)

ただこの間に出産が2回。
特に33歳でした2度目の出産の後は、「あれ?」「アレ?」「アレレー?!」の連続でした(笑)

骨盤の高さが左右で違ったり、
背中側の見えない位置、管理できないところにお肉ちゃんが潜んでいたり

悲しきかも老いているという現実を受容せずにはいられませんでしたが、どうしたらこの身体と上手に付き合っていけるか、老いるというものを受け入れて自分らしく生きられるかを考えるきっかけにはなりましたよね。

やっと数字的な体重とか、人からどう見られているかとか、そういった装いを手放せた実感が持てたのがこの頃かと思います。


2、不自然な食べ物

さて、あなたの食卓を見回していただいて、不自然な食べ物ってどのぐらいの割合でありますでしょうか?

なーんて言い方をすると、毛嫌いされてしまいそうなのですが、ワタシの定義つける不自然な食べ物とは、

「自分が知らない原料を口にする」

ということにあります。もっと簡単に言うと、子供から質問されて、回答がない原料は極力口にしないと決めているということです。

「お母さん、アセス●ファムKってどんなもの?」
「、、、、、」

ってやつです(笑)

私たち人間は食べることをしないと生きていくことはできないですよね。
食べ物は身体そのものを創ってくれる大切な物ですが、何を摂るかは私たち個人の意思に選択が委ねられています。
 
また、何を摂らないかも私たち個人の意思に選択が委ねられています。

食品添加物に関しては賛否両論あると思いますし、こんな偉そうなことを書いていても、お誕生日には娘の大好きな31のアイスクリームも買いますし、息子の大好きなシュークリームも家族みんなで食べます。
 
食事の時間として、おいしいねー!幸せだねー!という気持ちも共有しな方食べるようにしていることもこだわりです。

なんでかって、それが毎日元気でいられる秘訣だから。
食卓を囲む時間を大切にすることが、ワタシの健康のバロメーターでもあるから。

食べることは生きること

よく聞きますよねこのキャッチフレーズ。
この本質的なところって、「食の在り方」そのものにあると思うんです。

これが良い、あれが良い

という情報で世の中溢れかえっていますが、食品添加物にまみれた栄養ドリンクを飲むことが健康に良いのかと聞かれると、ワタシは首を縦には触れません。

人によってはそれが良いと言う人もいらっしゃると思うので、決して否定をしているわけではありませんが、自分にとって何が良いのか、どんな食事をどんな環境でするのが良いのかを真剣に考えてみると、

摂ることより摂らないこと

に目が向き、頭で考えて行動に移せるのではないかと思うのです。

かつてのワタシがそうでした。
スポーツをしていたので尚更、「疲労回復」なんてフレーズを見ては、ブドウ糖果糖糖液の入ったスポーツドリンクを手に取っていたし、「チョコレートで集中力アップ」なんて言われて手にするのはチョコチップクッキーだったり(笑)

たくさん試してみたけれど結局、自然に在る物の方がワタシの身体にはあっていました。

疲労回復なら梅干しやレモンを摂って早く寝た方がいいし、
集中力アップならそもそも糖質は摂らない方が性に合う

これはたくさんの失敗をしたからこそわかったこと

「これ、なあに?」

そう聞かれて即答出来ない食べ物はなるべく口にしない。
「食」に対する引き算の方法はとてもシンプルな答えなのではないかなと思います。


3、あなたのタイプは?


これは恋愛観のことではなくて(笑)、身体の中身の話。
諸説によると、

1、水分を溜め込みやすいタイプ
2、火照りタイプ
3、乾燥タイプ

のような部類に分けることができると言われなんかどれも嫌な感じですよね(笑)

アーユルヴェーダという伝統医学におけるベースの考え方で、これは人間の身体だけでなく、自然界や時間軸などにも存在すると言われています。

中医学をベースに創られた「薬膳」なども季節と身体の浮腫や乾燥に合わせて食事をコントロールしていく方法がありますが、なんと言っても我々日本人にとっては「おばあちゃんの知恵袋」が各家庭毎に根付いていたのではないでしょうか。

医学とか、栄養学なんて捉え方をすると途端に難しく感じてしまいますが、健康的な生活を送るために結局やってることって

自分の身体を整えること、ととのえ続けること

これでしかないと思うんです。

夏になればスイカを欲するのは身体の体温を下げて水分を補いたいからであり、冬になれば根菜類を食べて身体の深部を温めようとするのは、自然の摂理なんですよね。

日本に住んでいる我々はDNAそのものに季節、四季というものが組み込まれているとされているわけなので、例えばオーストラリアに行くと真逆の季節であることに身体が順応しづらくなって体調を崩したり、いつまでも浮腫んでいるような倦怠感があったりするわけです。

海外は水の質も違ったりするわけだから尚更。
旅行などであれば数日かもしれませんが、暮らしとなるとそれに順応するまでが大変ですよね。

なんとなくの不調があるとか、ここにいくと必ず何かある(笑)など、訳ありな身体に悩まれているならば難しく考えずまずは、自分の身体がどんなタイプかを知ることから始めましょう!


4、まず1つやめてみよう!

さっそくですが、下記質問にお答えください。

1、家に必ずお菓子がある
2、タバコを吸う
3、お酒を飲む
4、食事の時間が決まっていない
5、食事をする場所が決まっていない
6、週3回以上は外食だ
7、コンビニをよく利用する

いくつ当てはまりましたか?
ここまでお話してきたことの総まとめのような感じですが、まずこの7つのうちの1つでもいいから「NO」にするよう意識してみてください。

変わりたいのなら
健康寿命を生き抜きたいのなら

お菓子がダメなんじゃないと思います。
目的もなく、なんとなく召し上がるからダメなんじゃないですか?

外食に行くなと言ってるんじゃないんです。
なぜそこのチェーン店がいいの?
なぜ、その環境がいいの?

自分の選択に意図を持ちましょう。
それこそが未来のあなたをつくるのだから^^

5、自然に抗うな

結局のところ、「食」に関する引き算ライフにとって必要なことは

自然に背かないで生活しようね

ということだと思っています。
おばあちゃんっぽいとか、面倒臭いとかネガティブなイメージを持たれがちですが、結局のところ自然には抗えません。

土があってお日様があって、雨が降って風が吹いてという自然の摂理の中で育った植物、穀物、お野菜を変にこねくり回さなくて良いと思うんです。

調味料のさ、し、す、せ、そ、も大元は自然のもの。
添加物を入れなくとも、自然に発酵をしたりするからこそそのもののパワーがまた強化されるわけですよね。

例えば普段の食卓には欠かせないお味噌。
自然栽培の大豆と海の塩(海塩)、材料はたったこれだけ。あとは「
待つ」というスキルだけ。

夏になれば暑くなって発酵が進み、冬になればちょうど良い食べ頃になる。
先人の知恵って本当にすごいですよね。

もちろん昔とは少し違って、温暖化が進んだことによって発酵速度が増して思ったよりも腐敗してしまったということもあるでしょう。

それもまた自然がもたらしてくれた経験の1つ。

だってその温暖化の原因を創ったのは我々でしょ?
自然の摂理に順応せずにもっと良くしよう、暮らしやすくしよう、ストレスをなくそうと発展してきた人間の結果。

それが悪いというわけではなくて、世の中がどんどん便利になってきたわけですし、それを目指してたくさんの方が努力してきたわけです。
けれど、その反面で失われていくものがあるということを忘れてはなりませんね。

今、自然と共にの暮らし方へと変化させてダイレクトに感じることは、自然の摂理に叛いても、決してそれには敵わないなと言うことを日々痛感されられること。

今在るものに感謝をして、共に生きさせていただく。

そのぐらいの距離感が本当は望ましいのかもしれませんね。
現実はとても難しいと思いますが、自然のリズムを壊してまでして摂る物なのか、という問いは常にかけつづけた選択をワタシはこれからも続けて行こうと思います。


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