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独学で解剖学を学ぶとき、絶対最初にすべきこと。今からでもやるべきこと。

解剖学関連の本は辞書のように必要なパーツについての記述を読む、みたいな使われ方をすることが多いです。でもお手持ちの本の冒頭や各章の序論をきちんと読んだことが無い方。学習する上でとても非効率だというだけでなく、概ね文章の解釈を間違えているかも知れないと今からでも思い直したほうが良いでしょう。

これらの部分には、解剖学で使う言葉のルールや「そもそも解剖学とは~」「そもそも骨とは~」のような事が書かれています。

その中でも特に知っておかないとまずいのは、用語の定義。日常的に使っている用語の中に、解剖学ではちょっと違う意味合いを持っているものがあるんです。

そもそも解剖学書っていうのは極力正確に記載できるようにシンプルな表現で書かれているもので、実はルールに沿って読めばそんな難しいことは書いてありません。
でもルールを知らないで辞書みたいに読んでしまうと、文章の意味が通らなくて難しく思えてしまったり、致命的に誤解をしたまま記憶してしまったり、自分の解釈が間違っているのを知らずに本にダメ出しするなんて、なかなか恥ずかしい事になってしまいます。

いきなりですが、問題です。以下のうち、手(手首から先)の一番外側にあるのはどれでしょう?
 1.手のひら
 2.手の甲
 3.小指側
 4.親指側
 5.指先

この文の最後に解答を出しておきます。
間違った方。一瞬でも迷った方。勘で当たった方。変な文章って思った方。
冒頭を読み直した方がいいです。

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こんな感じのところ。記載されてる本にはほぼ同じ感じで書いてます。
(といいつつ、、これ書くために本を物色したら意外にも必ずしも収録されていないってことが解ったのですが。。。)

気を取り直して。もしお手持ちの本にそんな章が無かったり、重要度が低そうに感じられるようであれば。その後の本文も定義どおりの表現をしていないかも知れないと、少しだけ頭に置いておいた方が良いでしょう。

可哀想なことに、だいたい読んだことあっても「ふんふん、なるほど」って感じで本題の骨とか筋肉とか読みたいからって流し読みされちゃいますし、講義なんかをやってても、つまんなそーにされてしまうセクションなんですけど。。。

本当に大事なところって、何でもこういう地味~なところに潜んでいたりするもんです。

というわけで、、、
今日のポイントは「絶対に、そもそも論から勉強しましょう」でした。

このnoteでも次回からもうちょっと「どの辺がなぜ大事?」っていうところを説明していこうと思います。
しっくり来てくれたら、ちょっとその後の文章が読みやすくなるんじゃないかなと思います。

答え。4.親指側

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