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オウンドメディア運用から社内広報まで。デザイナーの手を借りずに “クリエイティブ内製化” を実現するまでの道のり

最新のデジタル・テクノロジーと高度なプランニングやクリエイティブを駆使して、クライアントビジネスを最大化する統合マーケティングエージェンシー、株式会社アイレップ。

同社にてオウンドメディア「DIGIFUL」の運用、そして社内の広報活動に従事しているのが、柳沢ゆかりさんです。柳沢さんは、マーケティングや広報で必要になるさまざまなクリエイティブを、社内デザイナーに頼ることなく自らの手で作れるよう「内製化」に力を入れています。その内製化のために、チーム内に導入したのがCanvaです

今回は、日々の業務でCanvaを活用されている柳沢さんに、Canvaを使い始めたきっかけ、そしてCanvaをどのように活用されているかについて、詳しくお話を伺いました。

<お話を伺った方>
経営企画ユニット 広報マーケティンググループ グループリーダー
柳沢 ゆかり

株式会社アイレップとはどんな会社?
https://www.irep.co.jp/
最新のデジタル・テクノロジーと高度なプランニングやクリエイティブを駆使しクライアントビジネスを最大化する、統合マーケティングエージェンシー。国内トップクラスの運用型広告の実績とナレッジを保持しており、戦略立案からクリエイティブ企画・制作に加えて、CRMからマーケティングDX支援まで対応可能なケイパビリティを強みとしてる。
最近では、デジタル領域で活躍するフリーランスを中心とした会員制オンラインコミュニティサービス「DIGIFULベース」の提供も開始している。

この記事で紹介されているCanva活用による効果3つ
1. 業務効率化:バナーやサムネイルなどのクリエイティブを、デザイナーに頼らず自分で制作可能に
2. コスト削減:デザインに必要な写真やイラスト素材の個別調達が不要に
3. 効果的なコミュニケーション:社内向けの業務連絡やお知らせなどを簡単にリッチ化でき、情報理解度のUP、情報伝達の効率化に寄与

簡単にロゴが作成できるツールを探しているときに出会ったのがCanva

ーーCanvaはどういう経緯で知りましたか?Canvaを使い始めたきっかけについて教えてください。

Canvaを初めて使ったのは、私がテクノロジービジネスユニットという部署に所属していた、2年前です。テクノロジービジネスユニットのプロダクト企画グループは、現場の課題を発掘・分析し、課題解決につながる便利で役立つツールを企画する役割をもっていて、私の役割はすでに社内にある便利なツールをより社内浸透させていくことでした。

社内浸透させるにあたって、その便利ツールを使いたくなるような記事コンテンツ(ハウツー記事や、利用者の声を集めたインタビュー記事など)をSlackで発信していく企画を進めることになったんですね。その企画を進めるうえで、企画自体の社内認知を少しでもあげられるようにロゴやキャッチ―な企画タイトルがあったらいいよね~、という話になって。そのときに、簡単にロゴが作れるツールを探した結果、見つけたのがCanvaでした。

「ロゴ作成」をきっかけに使い始めたCanvaでしたが、社内でお役立ち記事を発信するときに必要なクリエイティブを作成するときにも、Canvaを使うようになりました。テキストだらけになりがちな記事も、ヘッダー画像や記事の中の挿絵をCanvaで作るようになりました。簡単なものではあるんですが、このWantedly記事のサムネイルや挿絵も、Canvaで作りましたね。

私は、以前までパワポ上でフリー素材を組み合わせてそれらしいクリエイティブを作るようなパワポ職人だったんです。でも、今ではCanvaで作るようになりましたね。Canvaだとフリー素材をわざわざ他から探す必要がなく、ドンピシャの素材を提案してくれるので助かります。これまでパワポで苦労していた作業を、Canvaで簡単にできるようになったという印象で、重宝してます。

オウンドメディアにつかうサムネイル画像を、マーケティングチームで内製するために

――現在の部署でもCanvaを活用してくださっているとのことですが、今はどういったところでCanvaを使っていただいていますか?

現在は、自社マーケティングと広報の仕事をしているのですが、そこで当社のオウンドメディア「DIGIFUL」の運用をしています。オウンドメディアを運用するにあたって、記事を書いたり、ダウンロードできる資料を載せたりするのですが、バナー画像やサムネイル、記事中に差し込む図版などの素材がたくさん必要になります。

記事のサムネイルは、プロである社内のデザイナーに依頼して作ってもらう方が、成果を出すためには一番いいと思うのですが、社内業務でデザイナーの手をたくさん借りてしまうのは中々ハードルが高くて。そこまで成果を出せないとしても、できるだけ社内で内製化できないかなと思い、マーケティングチームの中でもCanvaを使うようになりました

このときに、それまで私1人でCanvaを使っていたところから、チームメンバーにアカウントを付与して、チームとして一緒に使うようになりました。

例えばDIGIFULの記事のサムネイルを作るときは、Canvaからコンテンツのトピックに近い写真を選んでデザインを作るというのが多いですね。この記事のように、媒体のロゴを使わずに、画像だけで媒体のイメージを伝えたいときに役立つような、ニュアンスを表現したイラスト素材もCanvaの中にたくさんあって、とても便利です。

Canvaは “かゆいところに手が届く” 存在

――Canvaを使うことでどのような課題を解決することに繋がりましたか?

社内のデザイナーの手を借りずに自分たちでクリエイティブを内製できるようになったというのが一番大きかったです。デザイナーに依頼をすると、制作にあたってのキックオフMTGから、初稿にレビューを入れて…などのいくつかのSTEPが発生するため、どうしても3営業日〜10営業日かかってしまう。

プロのデザイナーの方に、クオリティの高いものを作ってもらうこともできるのですが、現時点ではスピード優先で進行していきたく、Canvaは一番使いやすかったです。かゆいところに手が届く感じです。

先ほどお見せしたオウンドメディアの「DIGIFUL」の記事のサムネイルですが、以前は画像1枚ごとストックフォトから購入していたんです。

毎回購入するのも手間だったのですが、Canvaを使い始めてからは素材を購入する必要がほとんどなくなりました!あと、「良さそう!」と思った素材をクリックすると、その素材と似たような雰囲気の素材が芋づる式に表示される仕様になっていて、自分たちが欲しいと思っている素材もCanva内でとても見つけやすいです!

Slackで効果的にメッセージを発信するときに役立つCanvaの使い方とは?

――Canvaを使う人におすすめしたい、Canvaの使い方やコツはありますか?

どちらかというと、Canvaの使い方やコツ、というよりかは「社内コミュニケーションに、画像や動画コミュニケーションを入れるといいよ!」という話になるのですが…。社内向けにお知らせ発信している人は、Canvaを使ってぜひ投稿コンテンツを一工夫してみることをおすすめしたいです。

IREPの場合、社内のコミュニケーションはSlackがメインになっていて、ほとんどすべてのお知らせがSlack上でおこなわれています。社内のメディア担当から、各媒体の仕様アップデート情報を出したり、人事や経理などのバックオフィスから重要なお知らせを出したりするときも、Slackが使われています。日々、Slackで飛び交う情報量が多くて。

情報を受け取る側も、日々業務で忙しくしており、短い時間でサクッと情報をキャッチしていかないといけない。となると、見たくなるような工夫や、パッと見て何のお知らせなのかを分かるようにする工夫(受け手に苦労させないホスピタリティ)が大事になるなと思っています。

たとえば、テキストメインではなく、動きのあるGIFアニメーションや、テロップをつけた動画を使うだけでも、ちょっと見え方がかわりますよね。また役員からのメッセージを伝えるときも、テキストベタ打ちではなく、テロップ付きの動画にすることで、音なしでも見てもらえるようにするなどの工夫をしています。

このGIF作成や動画編集にCanvaを活用しています。

GIFを作ったり、動画にテロップをつけたりという一見大変そうな作業も、Canvaならノンデザイナーでも簡単にできて、社内にリッチなクリエイティブで情報を届けられるようになりました

オフィスサイネージのクリエイティブも自分で作る

――さいごに、今後の展望や、Canvaを使って挑戦してみたいことがあれば教えてください。

今年、社内でオフィスサイネージ(画像や映像によって社内に情報を発信できる電子看板)をテスト導入することになったんです。今まではSlackでしか情報発信をしたり、情報を受け取ったりする場がなかったのですが、最近は在宅とオフィスのハイブリットになっているので、オフィスで仕事をする時間も増えてきています。

そんなときに、社内にいながら電子掲示板を見てもらうことで、情報流通が少しでも良くなるのではと思い、導入を決めました。

これまでSlackで流れていたメディアからのお知らせや、社内アワード受賞の事例、クリエイティブの制作事例などをサイネージを通じて発信できればと思っていて、そのクリエイティブをすべてCanvaで作っていこうと絶賛取り組み中です。

あとアワードの事例も、事例の資料がパワポでスライドショーのように流れるよりかは、受賞者にインタビューをして、テロップ付きの1分くらいの動画を流した方がもっと見てもらえるかな、とか。まだ着手はできていませんが、そのインタビュー動画の編集にもCanvaを活用するつもりです。

まとめ

Canvaでは、デザインの知識を持たない人でも、高いクオリティのデザインを簡単かつ自由に生み出すことができるデザインプラットフォームを提供しています。

現在、Canvaを利用する月間アクティブユーザー数は世界190か国で1億人を超えており、日本では2017年5月のサービス開始以来、多くのユーザーにご利用いただいております。

法人や個人事業主、クリエイターなど、幅広い分野で活躍される方々のデザインにおける様々な課題・ニーズの解決を支援しています。

テンプレートをカスタマイズするだけで、簡単にオリジナルのデザインを作成できる「Canva」をぜひ一度お試しください!

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