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アニメの名言紹介ついでに、推論の梯子って本に出てきたから調べてみた

みなさま、おばんです。
私は今「なぜ人と組織は変われないのか」と言う本を読んでます。(後々まとめます。長すぎてきつい)
そこで、推論の梯子というのが出たので、調べてみました。

推論の梯子とは、意思決定の過程を見える化するモデルのことです。以下に具体例を示します。

ある会社の営業マネージャーが、部下のAさんの売上が低いことに気づきました。このとき、マネージャーは推論の梯子を登っていきます。

  1. 現実を観察する: Aさんの売上が低いという事実を見る。

  2. データを選択する: Aさんの売上が低い理由を探るために、過去の売上実績や顧客リストなどのデータを参照する。

  3. データに背景情報を加える: Aさんの売上が低いのは、営業スキルが不足しているからだと考える。自分の経験や信念に基づいて、データに意味を与える。

  4. 推測する: Aさんは営業スキルが不足しているので、顧客に商品のメリットを伝えられないし、クロージングもできないと推測する。

  5. 結論を出す: Aさんは営業スキルが不足しているので、売上が低いと結論づける。

  6. 結論に基づく信念を持つ: Aさんは営業スキルが不足しているという信念を持ち、その信念を強化するために、Aさんの売上が低いことを他のデータや事実で裏付ける。

  7. 行動する: Aさんに対して、営業スキルの向上を求めるフィードバックをするか、営業から外すか、解雇するかなどの行動をとる。

このように、マネージャーは推論の梯子を登って、Aさんの売上が低いという事実から、自分の思考のプロセスを辿って、最終的な意思決定に至ります。

しかし、この推論の梯子には認知バイアスや思い込みが入り込む余地があります。例えば、マネージャーは以下の点を見落としているかもしれません。

  • Aさんの売上が低いのは、営業スキルが不足しているという以外の理由があるかもしれない。例えば、市場環境の変化や競合の動向、顧客のニーズや予算など。

  • Aさんの売上が低いのは、一時的なものかもしれない。例えば、長期的な契約交渉や見込み客の育成など、売上に反映されない活動をしているかもしれない。

  • Aさんの売上が低いのは、マネージャー自身の責任かもしれない。例えば、Aさんに適切な目標や支援を与えていないかもしれない。

このように、推論の梯子を登るときには、自分の思考のプロセスを客観的に見直すことが重要です。また、他者とのコミュニケーションや協働のときには、相手の推論の梯子を理解し、自分の推論の梯子を共有することで、相互理解や信頼を深めることができます。

以上が、推論の梯子について、でございます。
推論の梯子は、意思決定の過程を見える化するだけでなく、自分や他者の思考の背景や傾向を理解するための有効なツールです。
ぜひ、ビジネスや日常生活で活用してみてください!

恐怖を捨てろ 前を見ろ 進め 
決して立ち止まるな

退けば老いるぞ 臆せば死ぬぞ! 叫べ
我が名は…(BLEACH:斬月)


参考にしたのはこちら↓
(1) 推論のはしごとは|意思決定の過程を見える化する仕組みを .... https://schoo.jp/biz/column/1739.
(2) 推論のはしご: よりよい意思決定をする方法 [2022] • Asana. https://asana.com/ja/resources/ladder-of-inference.
(3) 「推論のはしご」を共有する - 東洋経済オンライン. https://toyokeizai.net/articles/-/335636?page=2.
(4) “難しい人”が1人入ると、チームの生産性は30〜40%低下する .... https://logmi.jp/business/articles/325646.

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