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読書の秋

いま、隙間時間で
夢中で読んでいる本がある

和田竜さんの
『村上海賊の娘』

それと、故池波正太郎さんの
『散歩のとき何か食べたくなって』
『食卓の情景』などの随筆である

どちらも読んだ方は沢山おられるだろう

後者は言わずとも知れた作品であり
随筆なので読みやすいし
食の描写が素晴らしいところがお気に入り

実際にそのお店に出向いて、

『ああ、こんな風にして池波先生も召し上がったんだなー』

『当時はこうだったんだなー』

などと思いながらお腹を満たしたり

読みながらお腹をすかしてしまうのは
私だけではないだろう

食欲の秋にぴったりな本である


また、前者は上巻と下巻からなり、
随分以前に単行本を購入してあったのだが
なかなか手に取ることが出来ていなかったもの

本に限っては、昔からどんな分厚いものでも
一気に読んでしまいたい性分なので
読める頃合いを見計らっているうちに
年月が過ぎてしまった格好である

先日、積ん読コーナーにある
この本が目に入り、その場で開いてしまった

どんなお話なの?、、とパラリと開いたが最後
気づくとあっという間に
上巻の1/3くらいは読んでしまった

源爺が景に大坂本願寺へ向かってくれるよう
懇願する箇所に来て、
これは止まらない!と気づいた

疾走感のある文体が何とも言えず愉しくて
あっという間に読み進められる

鳩尾と景のやりとりや、源爺の言葉づかいなどは
その場面の雰囲気がとれ、目に見えるようである

面白い❕

戦の描写も臨場感にあふれつつ
クスッと笑えてしまうユーモアあり

話題だった作品というのがよくわかる

この週末はまた色々と予定がつまっているのだが下巻を楽しむつもりでもある

ハラハラして
景親や七五三兵衛がどうなってしまうのか
景はどう出ていくのか
つまみ読みしたいくらいだが
そこはこらえて。

いくつになってもやっぱり本が好きである

しかも紙の本の、単行本が大好きだ

読書の秋を楽しみたい

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