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朝の女の子に

朝の出勤時
ときどきすれ違う女の子がいる
茶色のランドセル
少し下向きの顔から見える
警戒しているような表情

少し前に3人組の女の子たちがいて
ときどき振り返ってはこそこそしている

その後ろから
近づきすぎないような
そんな速度でついていく

ちょっと想像してしまう

もしかして仲間外れにあってるの?
それともちょっと苦手なだけ?
それか、そもそも一緒に登校していないのか?
(たまたま家を出る時間がかぶっているだけ?)

考えすぎだったら良いのだけど
すれ違うときはどうも気になる

大丈夫かな?

顔をあげてにこっとすること
これ、大切なことだよ

それでもし
あんたなんてきらい、とか
あんたなんていや、っていう子がいても
全然大丈夫です

あなたのほんの一面しか知らないで
ただ言ってるだけだから

たとえば

ご両親にとって、あなたは何より大切な娘
おばあちゃんにとって、あなたは自慢の孫
お兄ちゃんにとって、あなたはかわいい妹
弟にとっては優しいお姉ちゃん
他のお友達にとってはかけがえのない友人
ピアノの先生にとっては有望な教え子…

そんな風に
沢山の場面で
大事な存在になっているあなただということを
何にも知らないで言ってるだけ

ほんの一面しか知らないひとに
だめ、と言われても
だめと思わなくて大丈夫です

あなたは素晴らしい存在
それをいつも忘れないで

いつか
自分に自信を持って
胸を張って歩いていてほしい

そして
本当はみんなも素晴らしいんだって
そう思えるようになってほしい

自信を持ってね、自信だよ
これ、大切なこと

あなたは
ときどきすれ違うおばさんに
気付いているかな

いつもあなたを応援している
心配症のおばさんより

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