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88 日本のエーゲ海・牛窓オリーブ園を訪ねて

牛窓。

はじめて聞いたときはなんともユニークなネーミングの町だとおもいました(牛窓の方、すみません)。

牛の、窓だよ?(重ね重ね牛窓の方、すみません)

ですがここが日本のエーゲ海という異名をとる風光明媚な町ということを知って以来、一度でいいから行ってみたい!と思っていました。

牛窓は周辺の町村と合併して瀬戸内市の一部になっています。岡山県の東の端、星の部分が牛窓地区です。海の向こうには香川県の小豆島があります。

JRなら赤穂線で邑久駅まで行きそこからバス。
ですが今回は効率的に回りたいところもあって車で行くことにしました。三重県から3時間半、290キロ。牛窓オリーブ園を目指して突っ走ります。

日本のエーゲ海を名乗るだけあって、牛窓にはオリーブ園があります。オリーブの木と今が最盛期のあじさい、向こうには穏やかな瀬戸内の海が出迎えてくれます。

牛窓でオリーブが栽培され始めたのは1942年。戦時中に山を畑に変えるように指示されますが、緑がなくなることを憂慮した創業者が先にオリーブ栽培に成功していた小豆島に倣って栽培を始めたのが始まりだそうです。

こちらは売店やカフェ、展望台の入る建物。オリーブ園のてっぺんに建っています。

一階は売店。世界で2番目、と一見控えめなようで結構強気な謳い文句。で、1番はどこ?

二階は山の上のロースタリ、というカフェ。
瀬戸内海の絶景を眺めながら絶品のコーヒーを楽しむことができる人気のカフェです。
ロースタリとはコーヒーの焙煎所の意味。オーダーを受けてから一杯一杯丁寧に、その豆に合った淹れ方をしてくれます。コーヒーをバーテンダーのようにシェイカーに入れてシャカシャカと振る姿。カフェで見るとは思いませんでした。

シェイカーで振ったコーヒーを、シフォンケーキとともにいただきます。アイスコーヒーは風味を味わうためになんとワイングラスに入れてくれます。なんかお酒を飲んでる気分になりますね。ちなみにホットは備前焼のカップに入れてくれます。


おいしいコーヒーにシフォンケーキをいただいたら屋上の展望台へ。瀬戸内の島々を一望できます。この多島海がのぞめるというところも日本のエーゲ海と言われる所以かもしれません。

手前に見える比較的大きな島は前島。牛窓港から1時間おきぐらいで船が出ています。前島の右手の島は黒島。引き潮の時は隣の島と砂洲でつながるビーナスロードが見られることで有名です。その奥には小豆島。こうみると結構大きい島ですね。

下に降りてきました。海を望むベンチの近くにピンクのポスト。その名も「幸せを運ぶ恋ポスト」。売店で買ったレターセットで認めた手紙を投函するとお店の人が郵便局に持ち込んでくれるとか。普通の郵便は取り扱い不可だそうです。

心を込めて3回鳴らすと願いが叶う?幸福の鐘。開園50年を記念して作られたそうです。

展望台からでなくてもこのようにベンチに座りながら瀬戸内海を望むことができます。先程のロースタリでコーヒーをテイクアウトしてここでベンチで座って海を眺めるのもいいですね。

今までオリーブの木をまじまじとみたことがありませんでした。小さな枝の先についている丸いポツポツが育っていって実になるのでしょう。成熟する頃にも来てみたいですね。

瀬戸内のオリーブのまち、牛窓。オリーブ園の紹介だけで誌面を裂いてしまいました。次回、牛窓の海岸沿いのスポットを紹介したいと思います。

ちなみに女優の大友花恋さんが牛窓オリーブ園を訪問していますのでこちらもご参考にどうぞ!

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