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224 春の訪れを告げるしだれ梅・鈴鹿の森庭園

3月3日。ここのところ非常に忙しく(今も)、心労も絶えない状態なんですが(今も)、こんなときこそ平日に休みをと思い午後休を取り近くまでドライブに行きました。

訪ねたのは三重県鈴鹿市の「鈴鹿の森庭園」。ここでは約200本のしだれ梅が栽培されており、この季節観光客の目を楽しませてくれます。

入場料は開花状況によって異なる「変動相場制」。700円から1700円まで変動し、この日は1500円でした。

入場すると「天の龍」と名付けられたしだれ梅が出迎えてくれます。おや?その前に何かありますね。

小さなお雛さんでした。この日はひな祭り。粋な計らいです。もう少し大きいと梅の規模とマッチしてより写真映えすると思うんですがね。

こちらは「地の龍」。エントランス付近には特に立派なしだれ梅が植えられていて名前が付けられています。天の龍、地の龍は現在本種確認されている中では最古の「しだれ梅」と言われています。

こちらは「羽衣の梅」。天女が羽衣をまとって天に昇っていくような印象です。

この日の開花状況は「七分咲き」ですが職人によって1本1本手入れされた見事なしだれ梅が随所に咲き乱れています。


こちらで栽培されているのは主に「呉服しだれ」という品種。「ごふく」ではなく「くれは」と読みます。シルクロードから渡ってきた絹織物「呉服」がこの梅の流れるような絵姿と重なったことからこの名がついたとされています。

すこし高いところに登ると鈴鹿山脈をバックに咲き誇るしだれ梅が一望できます。この町に春が来たことを一面に咲く梅が教えてくれています。

この日の夕方のニュースで中継する予定なのか、テレビクルーがリハーサルをしていました。地元のテレビにも注目される庭園です。

クリスマスローズも有名らしく、鉢植えをお土産に買っていく観光客も大勢いました。

今年の営業は梅の見ごろが終わる3月20日で終了とのこと。20時30分までライトアップもされるそうです。もう2日で今年の営業は終わってしまいますが、お近くに住まれている方、最後のチャンスを逃さないでぜひしだれ梅の美しさを堪能してみてください。


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