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人生初ハッカソンを考える

人生初ハッカソン参戦

昨日人生初めてのハッカソンに参加してきました。

今回は前半でざくっとハッカソンの話、後半で感じたこと考えたことを書いていきますね。


今回参加したのはこちらのハッカソン。

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2人ペアでチームを組み、一日の中で企画・プロトタイプ・発表を行う企画でした。

obnizは手のひらぐらいのミニコンピュータで、センサーやスピーカなどをつけることで色んな事ができる便利グッズです。

全体のスケジュール感としては、ざくっと午前中チーム結成、午後プロトタイプ&発表という感じでした。


午前:チーム結成

今回は「ナンパ式」でチームを作るルールでした。

Miroというオンラインホワイトボートサービスを使って自己紹介をして、自分がどんな人か、どんなことをしたいかを紹介し合います。

それを聞いて「ねえねえ一緒にチーム組まない?」と声をかけて、もう少し具体的な話をして、チームを作るという流れでした。


Tさんとチーム名「あごだけきれい」を結成。

うっかり取れた狂気じみた集合写真をよくよく見てみると、あごだけむちゃくちゃ綺麗につながっていることに気づき命名しました。

是非僕たち以上にあごが綺麗に取れたら教えてくださいね。

(元気がない時にこの写真を見て元気出してください)


午後:プロトタイプ

Tさんのアイデアが比較的実用的で、僕のアイデアが悪ふざけアイデアだったので、ちょうどその間を行くようなアイデアを模索しました。

緩い感じで話しつつアイデアをコネクリ回しつつわちゃわちゃしてたら段々一つに絞れてきました。

その結果出てきたのがこちら。

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全体が固まれば後は手を動かすだけ。

Tさんがパーツをなぜかめちゃくちゃたくさん持っていたので、僕はロジックの実装部分を担当。

僕は「人が通り過ぎるのをセンサーで検知して部屋の人数をカウントする」という部分のロジックをひたすら作りました。


その結果生まれた「ミツかるよんく」君。

ネーミングセンスが絶妙ですが、僕が15秒で考えたので許してください。


ラジコンの足が遅かったりパプリカ実装できなかったり色々ツッコミどころはありますが、とりあえず形になってよかった!

Tさんの手元にラジコンカーの原型とそれを動かすコードがあったため、今回はギリギリで完成させることができました。

Tさん本当に本当にありがとうございました・・・!!


感想①:ハッカソンってお祭りだなあ

さてここからハッカソンの感想と考えたことをつらつら書いていきます。


今回やってみた第一印象は、「ハッカソンってお祭りだなあ」でした。

今回はたかだか一日のイベントで、審査らしい審査があるわけでもなく、賞金もあるとかではないので尚更お祭り感があるのかもしれません。

共通の目標やお題をもとに、色んな人とわちゃわちゃして色んな価値観に触れる場、という感じでした。


どうも「発表までに形にする」は最低目標としないと面白くなさそうです。

「いやあ俺完成とかこだわんないから」というと、ただ人と話してだらだらプロトタイプするだけの時間になってしまいそうです。

お題と制限時間のもとでチームで何か作品をつくるという縛りプレイというのがハッカソンの本質のようです。

こう聞くとなんかドMですね。


こう書きながら、ハッカソンってスポーツみたいだなあとも思いました。

僕は中高でバスケをしていましたが、あれこそまさに「ドリブルでしか進んじゃダメ」「シュートして入ったら2点」などの制限を付けて戦う強烈な縛りプレイですから、ハッカソンも同じようなにおいを感じます。

こう考えると、「なんでハッカソンやるの?」と聞かれたとき、「(スポーツと同じく)だって楽しいじゃん」が答えになりそうです。

ハッカソンの「ソン」はマラソンの「ソン」ですが、「キツいことを続ける」というよりは、「プロトタイピングをスポーツみたいに楽しむ」というニュアンスなのかもしれません。


ちょっと脱線しますが、僕の中でハッカソンってなんとなく敷居が高いイメージがありました。

何が敷居高い感を生み出しているのか分かりませんが、「ぷろとフェス」「もくもくフェス」とかの方がもっと緩いお祭り感あっていいのになあとか思いました。

すごい賞金とか全国大会出場とかかかっているやつを「ハッカソン」、もっと緩いものを「もくフェス」とかに改名してほしいものです。


いずれにしてもハッカソンはお祭りだとかスポーツみたいなもので、「楽しんだもん勝ち」なんだなあという印象。

超楽しんだので今回は勝ちましたね。


感想②:ナンパするかしないか

「ナンパ式」について考えたことをつらつら書いていきます。


チーム作るとき最初に感じたのは「ナンパ式って難しいなあ」ということ。

あぶれても失格になるわけじゃないので「俺は俺は」とするのも変だなあと思いつつ、仮に人のアイデアに全乗っかりしても相手の負担になるかもしれないなあとか思いつつ。

どうするのがいいかなあと色々考えているうちにTさん最後の二人になり、チーム結成に至りました。


今回やってみた感覚、結局ナンパしに行こうが行かまいがあんまり関係なさそうです。

ペアが変わると作るモノが変わるだけという印象。

自分のところを含めどこもメンバーそれぞれの個性が出た作品で、優劣がつけられないものばかりでした。


人の自己紹介を聞いて「この人のアイデアむちゃくちゃいいな」(とかこの人めちゃかわいry)と思った時ナンパ。

そうでないのであればそこまで焦る必要はなさそうです。(今回Tさんとのわちゃわちゃがめちゃめちゃ楽しかったからかもしれません)


ただ、ペアの人が何に興味があって、どんな価値観を持っていて、何を面白いと感じるかを知るのは大事かもしれませんね。

先ほど「ハッカソンはお祭り」と言いましたが、ハッカソンガチ勢からすると「は?ハッカソンは俺の命じゃ」という人もいるかもしれませんし、「私はなんでもいいから引っ張っていって」というタイプもいるかもしれません。

大人しい人かなと思えば実は熱狂的なイギリス俳優のファンかもしれませんし、熱狂的なラブライバーかもしれません。


これは僕の偏見が多分に入っていますが、ハッカソンはペアの人も楽しんで成功だと思います。

ペアの人のキャラを聞きつつ価値観を聞きつつ、色々ぐじゃぐじゃする中で、ペアの人も自分も面白いと思えるアイデアを見つける、というのが良いパターンなようです。

今回はTさんがめちゃめちゃ優しかったのもあり、このパターンにハマってくれた幸せパターンでした。


とにかくコミュニケーションをとること、相手を知ることが大事そうです。

とても人間らしいイベントで面白いですね。


次に向けて

・ハッカソンの作戦とかを事前に調べないで挑んだ点

・ハッカソンの概要をあまり確認せずアイデアの種を何も仕込まず挑んだ点

・今回僕の手元にパーツがあまりなく、Tさんにかなり任せてしまった点

が反省点でした。

役割分担の最適解は経験を重ねて身につけるしかなさそうですね。

これからもちょくちょくハッカソンに出て色んな刺激を受けていこうと思います。


ハッカソン楽しかった!Tさん本当にありがとうございました!




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