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受験とは「縁」だ

今年もセンター試験、そして関西の中学受験統一入試日がやってきます。
今回は、私が思う「受験」について書きたいと思います。

私の受験

私が最初の受験をしたのは、高校受験。もう25年も前のこと。志望校を決めたのは、当時仲が良かった社会の先生の一言でした。

「おまえにT高校は似合わないよ」

ほんとこの一言。今思うと、なんだそれって思うんですけどね。でも、なんかずっとそれが引っかかって。結局、先生の言うがままに、母校になるO高校を受けて、合格したのでした。先生の言うことには、元々女子校だったT高校の雰囲気と、元々男子校だったO高校の雰囲気だったら、間違いなく後者のほうがあってるということだったらしいんですけど。実際、通って3年間とても充実した高校生活を送れたと思います。先生のいうことは当たってたってことですね。

次の受験は大学受験。友だちが行きたいと行ったオープンキャンパスについていって、一目惚れしたのが、女子栄養大学でした。絶対ここの大学に入りたいと、受けるつもりのなかった推薦入試を無理矢理受けさせてもらうために、2ヶ月だけ小論文の猛特訓。これがなんと合格したのは、奇跡みたいな話。オーケストラのサークル活動に明け暮れて、養護教諭になるべく勉強してきたけれど、結局、なってないので。そういう意味では親には申し訳ないのですが、ここでの経験は、確実に今の私の基礎となっています。

息子の中学受験

現在、高校1年の息子は中学受験を経験しています。最初は、勉強させるために入れた塾が、思った以上に受験のための塾で、調子に乗って(?)地域の某有名私学付属を目指したのが最初でした。たくさん勉強したけれど、その学校の偏差値には全く届くことない成績。それでも本命はその学校のまま、第二志望の学校を探していました。そんな中、受験直前の12月、軽い気持ちで説明会を聞きに行った学校が今通っている学校です。説明会の帰りに長男がボソッと

「ここの学校なら(通っても)いいかもな」

そう言ったのを今でもはっきりと覚えています。第一志望の学校以外は全く興味を示さなかった長男。そんな息子がそう言ったのを聞いて、心底びっくりしました。今の学校も成績は危うかったんですけどね。実際、1回目の試験では落ちましたし。しかし、2回目の試験で奇跡が起きました。塾の先生に合格を伝えると、電話の背後から喜びの声が(笑)
中学3年間通い、続けて高校も通う今、息子に本当に合った学校で、この学校に入れて良かったなぁと心から思っています。

受験とは「縁」だ

結局、受験って「縁」だと思うのです。その学校との相性を決められているような。中学受験は特にそうで、
「通うことになった学校が(その子にとって)いい学校」
なんだと思います。私も中学での先生の言葉がなかったら・・・、
高校の友達がオープンキャンパスに誘ってくれなかったら・・・
確実に今とは違う人生を送っていると思うのです。
息子たちも、ぼちぼちそういうターニングポイントがあるのだと思います。
長男も今の学校に入っていなかったら、今後確実に違う人生になっていたでしょう。

我が家の次男も今年高校受験です。公立の試験はあと2ヶ月弱。夏休みから本腰を入れ始め、最初は難しいといわれた志望校に、最後のさいごでボーダーラインまで乗っけてきました。合格ラインぎりぎりにいる我が子は、ギリギリまで頑張るようです。中学受験は親子の受験とはよく言ったもので、高校受験は本人の頑張り次第と本当に思います。親は、手続き関係以外は本当にサポートと見守るだけ。

今、志望校合格に向けて努力なさっている受験生の皆さん、そのご家族の方、まずは受験のその日ギリギリまであきらめないでください。
そして万が一、第1志望校に受からなかったとしても、決して気を落とさないでください。通うことになったその学校に、「ご縁」があったということなのです。
きっと、受験というものはあなたと学校の縁結びのための試練
その努力に無駄なことなんて一つもない。

すべての受験生にいいご縁がありますように。




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