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#26 ゴミからはじまるモノづくり〔イベント振り返り〕

先日参加したイベントのアウトプット。

ゴミの価値を見出すリーダー達を
ゲストに迎えて開催された。

いっこうに小さくならないゴミの問題をポップに解いていく鍵を、一緒に探していきましょう。

ー イベントページ


現在走っているプロジェクト

竹紙納豆

納豆インフルエンサーの
なっとう娘さんが販売している、
竹素材のパッケージの納豆。

納豆が大好きで、800種類以上も
これまでに食べてきたそう。

活動の軸をどこに置いているのか
気になってたら、
優しさに繋がる "知る" をつくる
というビジョンを聞いて理解した。
竹害に限らず、vegan なども
優しさに繋がるものの例とのこと。

根底にある納豆愛が溢れていて、
楽しそうにプレゼンするから、
聞いてる方までわくわくした。


Kinari

パナソニックさんが
プラスチックに代わるサステナブル素材
として供給しているもの。

成分の85%も植物繊維にしている
その技術ももちろんすごい。
でも、サーキュラーエコノミー
(以下CE) の観点で ステキ!と感じたのは、
売った後のことも考えていること。

例えば Kinari のコップが壊れてしまって、
消費者がそれを手放す時が来る。
だから、100%生分解可能になるように
取り組んでいるという。

環境負荷の少ない素材でつくった商品や
ゴミからつくったアップサイクル商品など
をたくさん見るようになったけど、
つくる→売る→消費する→
の "消費する" 以降にも目を向けている
ものはどのぐらいあるのか。

回収するしくみでコントロールするか、
使わなくなっても焼却炉に行き着かない
ようにデザインするか、
そこの部分の設計も非常に重要。

Kinari では、これを使った製品が
たくさん普及することへの懸念という観点を
持っているのがすごくステキだなと思った。


アイカサ

傘のシェアリングサービス。

これは、CE国内視察旅を通して存在を知って、
気になってたサービス。

このサービスについて調べてた時に、
"人が傘を買う理由は、
 保有欲があるからというより、
 雨に濡れたくないから"
みたいなことが書かれてたのが
今でも印象に残っている。

はっとさせられた。
雨を凌ぐために傘を買うのが常識すぎて気づかなかった。
なんで傘を買うんだろう。
降ってない時すんごい邪魔なのに。
雨が降っている時だけ手元にあればいいのに。
って、傘を買うことがナンセンスに思えてくる。

ここまでは消費者視点。
CE 視点では、
- シェアリングだから回収可能
- 修理できる傘を適用
にとどまらず、
サービスを提供するために
新しく生産しているわけだから、
その分のCO2を回収する植林をして
カーボンニュートラルにしているとのこと。
徹底されててホントにすごい。


インプットトーク

ここでは、自分のこれからの活動に
直接必要になる学びだらけでグサグサ刺さった。

"廃棄" は思考停止状態の行動

そもそもゴミとは何だろうか。

あるモノが不要になった時に
捨てるという行動をする。
本当に不要なのか、
用途を変えたら価値出るんじゃないか、
不要でも他の誰かが必要としているのではないか。
それを考えずに楽に処理できるのが、
捨てるという行動。

その点において、
メルカリを代表とする
CtoC のプラットフォームは、
思考停止したまま価値が
めぐってくれるいい場所とのこと。


ローカルCE と 都市型CE

この2つは、起点が異なる。

ローカルCEは、
その土地に根差した資源が起点になる。
Nature in Product out

例えば森。
CO2を吸収してくれる緑が多い方が
良いとされているけど、20年ぐらいで
吸収量がピークに達する。
だから、20年を過ぎたら土地の再生に
取り掛かり、伐採した木は資源として
利用するのが自然と人間の上手い付き合い方。

それに対して都市型CEは、
使い終わって捨てられるものが資源の起点。
Trash in Product out

ここで、
「あなたの周りの未活用資源は?」
という問いが投げられた。

沖縄の生活圏で考えると、
nature in で浮かぶものは
月桃という植物。
trash in で浮かぶのは
実際に動いてるプロジェクトがあって、
島豆腐をつくる際に出るおからに
焦点を当てたもの。

アムステルダムでの学びをそのまま
沖縄で使うというわけにはいかないが、
どういう問いを持てばいいか
まだ分かっていなかったけど、
今日1つ知れた。


おわりに

会場に来てオフラインで参加した人達は、
イベント後にサービス体験もしていた。

自分は次の予定があって
泣く泣く帰ったけど
体験会楽しそうだったなぁあ。

東京にいるうちに
他にもこういう機会があれば行こっと。

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