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頑張れなかった過去の自分を赦してあげたい

高校時代、勉強を頑張れなかった。

同級生にある大学のある学部学科に行きたいというと、否定された。
ムリだからやめとけ、と言われたと感じた。

言わなければよかったと思った。
否定するようなこと、言わないでほしかった。

言われたくなかった、言われなければよかったなと思う。
でも、その人のことを責める気持ちはないし、その言葉のせいで、とは思っていない。

見返してやる、と頑張ることもできたはずだ。
でも、頑張れなかった。

それは、自分が弱かったせいだと思う。
挫けてしまった。
もう、いいや、と思ってしまった。
頑張ることを諦めてしまった。

もともとガリ勉タイプではない。
頑張れなかったとはいえ、それなりに勉強した。
でも、ダメだった。
頑張っても、結局、ダメだったかもしれない。

でも、頑張れなかったことを残念に思う。
頑張って、ダメだったら、こんなに思い出すことはないのかもしれない。
でも、頑張れなかったから、頑張れば行けたのかも、と考えてしまう。
何度も思い出して、何度も残念な気持ちになる。
誰かが頑張っている話を聞くと、なぜ自分は頑張れなかったのか、と思う。

でも、このままではいけない。
過去に囚われて、前に進めなくなってはいけない。

当時は、いろいろ大変だった。
勉強もうまくいかない。
部活もうまくいかない。
クラスにいるのもしんどい。

あの言葉から、自分にとって本当に大切なことは人に話してはいけない、と学んで、
周りにたくさん人はいるのに、本音で話せる相手はいなくて、ずっと孤独で、一人で。
相談相手もいない。
頼れる人もいない。
でも、あのしんどい状況を、言い訳にはしたくない。
自分の弱さを、弱さに負けて頑張れなかったことを認めるしかない。

本当は、みんなと勉強したかった。
みんなと励まし合いながら、勉強したかった。
でも、何もできなかった。
心は殻に閉じこもって、何もできなかった。

でも、もう、取り戻せない。
過去に戻ることはできない。
高校生をやり直すことはできないし、やり直したいとも思わない。

じゃあ、これからどうする?
どうしたい?
頑張れなかったことは、残念だ。
でも、当時の自分なりに、精一杯、生きてきた。
大丈夫。

この人生が、落ち着いたら、また、目指そうかな。
次は、本気で、頑張って、勉強して、合格して、入学して。
もしダメでも、ちゃんと頑張って、ちゃんと納得して。
そうすれば、この気持ちも、成仏できるかな。