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【デジタル管理社会】スクールダッシュボード

令和6年度からさいたま市立小・中学校・特別支援学校では、学校現場で蓄積された教育データを管理するプラットフォーム「スクールダッシュボード」という取り組みが実施される。
GIGAスクール構想で整備された1人1台の端末を利用して、子どもたちの心身状態、出欠、学習理解度などを一括管理するものだ。

子どもたちは毎朝「おはようメーター」の選択式のアンケートで今の気持ち、体調、朝食を食べたか、就寝時間などを回答する。
授業の終わりには理解度を回答する。教室にカメラが設置され、視線もチェックされるという。成績、出欠や保健室来室回数など、すべてのデータは小1から中3まで蓄積されていく。

プライバシーを収集すること。子どもたちをデータとしてみること。データを集めてどう活用するか不透明なこと。情報漏洩の危険性。進学や就職への影響。子どもが正直に申告するとは限らないこと。子どもや教師の負担増。
懸念点は山ほどある。

すでにテスト運用は始まっていて、4月からの運用開始は決定している。

2022年11月に発表があったようだ。

市教委が協定を結んだのはベネッセコーポレーションとマイクロソフト、内田洋行、プログラミング教育サービスの「ライフイズテック」の4社。

日本教育新聞サイト

やっぱりベネッセ…

教育分野のプラットフォームは、文科省も来年度からの運用を目指して開発を進めており、さいたま市は先行した形だ。

日本教育新聞サイト

さいたま市だけではなく、全国の小中学校へ広がっていくようだ。
デジタル社会が管理社会だということを思い知らされる。
アナログ時代を知る年代はかろうじて違和感、嫌悪感を感じるが、これからの管理社会ネイティブは何の疑問も抱かなくなってしまうのかもしれない。

このままディストピアへまっしぐらなのか、何かしら踏みとどまって見直す流れは来るのか…?

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