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梅雨明け=夏=車内温度 危険

2022年6月27日
気象庁より関東甲信地方の梅雨明け発表がありましたね。

梅雨明け前から、連日の猛暑日で身体も気持ちも
ついていけていない感じですが、

夏と言えば、お車にお乗りの方は、お分かりかと思いますが、
屋外に駐車していたお車に乗車する際、地獄の様な
暑さで、暫くは乗り込むことさえ憚られる体験されていますよね。

とにかく、夏のお車の中の温度上昇は、とてつもなく暑い
ただひたすらに暑い、外よりお車の中の方が暑い状態ですが、

一体、車内の温度は、何℃位になっているのか、ちょっと
調べてみました。


一般社団法人 日本自動車連盟(JAF)さん
のサイトに
実験結果が掲載されていたのでお借りしました


前提条件
実施日:2012年8月22日・23日
天 候:晴れ
気 温:35℃

同一車種5台を使用(ボディカラー:黒/1台 白/4台)
①対策なし(黒)
②対策なし(白)
③サンシェード装着
④窓開け(3cm)
⑤エアコン稼働
全車車内温度を25℃に設定してスタート



グラフを見ると、開始15分程で急激に車内の温度が上昇している事が
分かります。
一気に10℃以上上昇しているんですね。

このグラフで見ると、
車体色の黒と白で温度上昇に差があることもよく分かりますね。
黒色のお車は、開始30分足らずで45℃、60分経過せずに開始時の2倍
50℃に達している事が分かります。
一方、白色のお車は、45℃到達は大きな差はなさそうですが、
50℃到達は、開始から90分以上経過してからとなっています。

サンシェードを装着すると、50℃到着までの時間は更に伸びて
開始から150分を経過してからとなっており、
窓開け対策に至っては、50℃に到達する事がなく、45℃が
最高温度という結果です。

危険は車内温度だけじゃない!


ただし、日差しを遮るサンシェードを装着しても
ダッシュボードやステアリングなどは50℃を超える温度に
なっています。
対策なしの場合は、70℃〜80℃近い温度になります。
お子様はもちろん、大人でも不用意に車内の物には
触れないよう気をつけましょう。
また、車内にライターやスプレー缶、炭酸飲料、
リチウムイオン電池を使用している機器や端末なども
置かないよう気をつけましょう。
最悪の場合、爆発する危険がありますから。

アイスクリームやチョコレートなんて瞬殺ですね。

短時間でも、小さな子供や高齢者を車内に残すのは危険

エンジンを停止していれば、実験結果の通り、車内温度は上昇し続けます。
当然、車内に残されれば、どうなるかは想像がつくと思います。

そもそも、道路交通法第71条によると、
「車両等を離れるときは、その原動機(=エンジン)を止め、
完全にブレーキをかける等当該車両等が停止の状態を保つため必要な
措置を講ずること。」とあります。
つまり、『エンジンをかけたまま車両から離れる』という行為は
道路交通法違反になります。 反則行為名は「停止措置義務違反」で、違反点数1点+反則金を支払うことになります。

駐車場など、公道でない場所のケースも多いと思いますが、
エンジンがかかっていれば、盗難の危険やエンストのリスクは
『0』にはできません。
お子さんが乗った状態で、エンジンが止まってしまえば、
取り返しのつかない事態になることは、容易に想像できます。

夏場に限らず、車内にお子さんや高齢の方を残したまま、
車を離れる事の無い様にして下さいね。


実験結果から
夏場に小さなお子さんや、ご高齢のご家族を乗せる方は、
車体色は、黒より白の方が良いかもしれませんね。
更に、サンシェードの装着と少し窓を開けるといった対策を
組み合わせるのが良さそうですね。
あとは、出来るだけ日陰を選んで駐車する事が良さそうですね。

※窓開けは、防犯上危険も伴いますので、十分に注意して行って下さい。

最近は、車種専用設計のサンシェードも増えてきていますし
フロントだけでなく、サイドやリアガラスにも装着可能な
サンシェードもあります。
形状も、設置型、吸盤型、蛇腹型、二つ折り型、折り畳み傘型など
多様になっていますので、最適な物を探してみて下さい。

対策としては、サンシェード以外にも、
遮熱フィルムを貼ることで、車内温度の上昇を抑制し
UVカット効果も期待できますよ。

今年も暑い夏になりそうですが、上手に対策をして
楽しい思い出を沢山作って下さい。

※夏場は、人間と同様、お車にとっても厳しい季節です。
久しぶりの遠出の際には、行く前と帰ってきた時には
念のため点検を受ける事をお勧めします。
タイヤやオイル類、ワイパーなどの消耗品類



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