記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

ゴジラ×コングを観て

※このnoteには『ゴジラ×コング』のネタバレが含まれます



『ゴジラ×コング』観てきたので感想を主に怪獣周りを中心にざっくりと。


怪獣たち

スカーキング

メチャクチャ強い!...という訳ではなく、とにかく悪い、凶悪な感じ(そして若干小物感が)。造形が猿型の為、人間の悪いところを煮詰めたような感じが仕草や表情ですぐ分かり、「あ、こいつ絶対分かり合えないわ」と思いましたね。道具を使って後述の新怪獣シーモを従えているのも“人類のダークサイド”を感じさせます。

コング

前回から引き続きの主人公。地下世界を縄張りにしています。罠を仕掛けたり武器を使ったりと相変わらず頭がいい。でも虫歯になると人類を頼るお茶目な一面も。物語後半には左腕に酷い凍傷を負い、モナークによって治療を兼ねたガントレットを装着しパワーアップしました。前回のこともありゴジラとは争いたくないようですが、心を通わせた少女のためにゴジラを説得しにいきます。ゴジラをパンチ連打で一時ノックダウンするぐらいになりました。でも熱戦は勘弁な。殴った際に電撃が走るのは、『キングコング対ゴジラ』のオマージュでしょうか?スカーキングとのやり取りは、怪獣映画というより不良映画のようでしたね。

スコ

コング族の子供。予想ではすぐに仲間になると思っていましたが、意外に時間がかかりました。というか、最初の邂逅でコングがスコを棍棒がわりにして、敵のコング達を殴っているのは笑ってしまいました。コング版ミニラとか言われてましたが、なかなか好戦的で戦力になります。ラストではファインプレーを魅せてくれます。

ゴジラ

我らが怪獣王(キングオブモンスター)。今回は、他のタイタン(怪獣)達に圧勝する姿が描かれており、まさに最強といったところ。途中、変態して背びれがピンク色になります。ミレニアムゴジラオマージュかと思いましたが、どうもドラゴンボールの界王拳がモデルらしいですね。パワー20倍、というのもそれっぽい。体内放射線も披露します。

モスラ

ご存知、怪獣の女王(クイーンオブモンスター)。サプライズでしたね、登場するとは思いませんでした。地表に出てきたコングに激怒したゴジラを諌め、共通の敵のために、団結を促すところは『地球最大の決戦』を彷彿とさせました。戦いでも、糸で殺さず拘束するのは平和の使者らしかったです。

シーモ

ゴジラシリーズでは珍しい氷属性の怪獣。スカーキングによって無理やり従わされています(ちなみに雌みたいですつまりシーモちゃんです)。その力は氷河期を引き起こすほど。体格もゴジラより大きく、肉弾戦も侮れません。正直、ラストにゴジラとコングによって屠られるのかと思っていた為、あの結末は嬉しかったですね。シーモが自らがコングに寄り添う姿は、力ずくで服従させていたスカーキングとの対比にもなっており、とても良かったと思います。


無重力でのバトル

地下世界での怪獣同士の無重力バトルは新鮮でしたね。過去作(『怪獣大戦争』)でゴジラは地球を飛び出して重力の軽いX星に行きましたが、今回は完全無重力。そこで繰り広げられる、目まぐるしいバトルは面白かったです。

その他

イーウィス族のジアがテレパシーによって、怪獣たちの異変を紙や机に書き殴る描写は、『ゴジラvsビオランテ』にて、子供たちがテレパシーでゴジラ襲来を予想して、それを絵に描いている描写を思い起こさせました。もしかしてそれをオマージュしてるかな?


とまあ、思うがままに感想を書いてみましたが、最後に一言。

非常に面白い怪獣プロレス映画でした。皆さんもぜひご覧ください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?