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金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント

こんにちは、桃鉄やりすぎてもはや負ける気がしませんdomoです。

今日は金持ち父さんシリーズのキャッシュフロー•クワドラントのブックレビューを書きます。

サマリー

タイトル:金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント(2001)
著者:ロバート・キヨサキ
要約:何らかの方法で収入を得ている人はキャッシュフロー・クワドラントの4つのいずれかに分類される。
E:人に雇われて働く従業員
S:自分自身が雇い主である自営業者
B:自分のビジネスを持つビジネスオーナー
I:投資することでお金に働かせる投資家
E・Sは共に自分の時間を捧げて収入を得るのに対し、B・Iは他人の時間を使って収入を得る。もしあなたが不労所得による経済的自由を求めるのであれば、クワドラントの右側を目指さなければならない。

個人的評価:★★★★☆

クワドラント

著者紹介

著者のロバートキヨサキさんは日系4世アメリカ人、日本名は清崎徹(キヨサキ トオル)さんと言います。ハワイ出身の投資家、実業家で、大学校卒業後は海兵隊に入隊、その後ゼロックスでセールスマンとして仕事をしながら起業されますが47歳で引退。その後「金持ち父さん貧乏父さん」を執筆され、日本で累計300万部、世界で累計3000万部突破されています。

構成

本書は以下で構成されています。
第一部では著者がホームレスだったという衝撃の事実から始まり、なぜそうまでしてクワドラントの右側(BまたはI)にこだわったのかが書かれています。第二部では目標を達成するためには「BE(なる)ーDO(する)ーHAVE(持つ)」のBE(なる)が重要だということが書かれています。お金持ちになるために重要なのはお金を持つことでも、お金持ちがやっていることをすることでもなく、「お金持ち」になることで、著者や金持ち父さんが実践している様々な例が取り上げられています。第三部ではクワドラントの左から右に移行するために何を行動すべきか、何を考えるべきかが具体的に記載されています。

第一部:クワドラントの右側か左側か
第二部:最高のあなたを引き出す
第三部:クワドラントの右側で成功するために

所感(感想)

本書は「金持ち父さん貧乏父さん」に代表される金持ち父さんシリーズの1作です。「金持ち父さん貧乏父さん」のブックレビューも過去に書いたので、リンクを貼っておきます。興味ある方はご参照ください。

私はサラリーマンとして10年弱会社に勤めており、ファイナンシャルリテラシーを学ぶにつれて、仕事で会社に貢献すればするほど「搾取」されているように感じていました。それは私のいる会社が橘玲さんの「働き方2.0vs4.0」でいうところの典型的な1.0の企業であり、年功序列の給与体制でいくら成果を上げても給与にほとんど反映されず、大した仕事もしていないオジサンたちが自分よりも多く収入を得ているからです。こちらも過去に取り上げたので興味ある方は見られてみてください。

会社に搾取されず、自分の好きな時間に働いて、自分の給与を自由に決めるためには独立するしかないと考え、どのようにそれを実現するのかを模索していた時、この本に出会いました。

この本を読んで、自分の考えが間違っていることに気が付きました。
サラリーマン(E)から個人事業主(S)として独立してもクワドラントの左側から抜け出すことは出来ず、私のようなDo-it-yourselfタイプで他人に仕事を任せられないため、いつまでもビジネスオーナー(B)に移行できないと書かれていました。

こうなってしまうと、今まで他の人がやってくれていた財務処理なども含めて仕事をすべて自分でやらないといけなくなり、最初の目的である「自分の好きな時間に働く」が実現できないと知りました。

振り出しに戻ったような気持ちになりましたが、この本のおかげで大きな失敗をする前に気づくことが出来てよかったと思います。


正直な所、私は本書で書かれている内容をすべて理解できていないと思います。それは著者がクワドラントの右側にいて、私が左側の人間だからだと思います。まだどのようにして右側に移行するかの具体的なアイデアはまだありませんが、数年後か数十年後、私が右側の人間になれた時また読み返してみたいと思います。

読んでいただきありがとうございました。また書きますので興味ある方は「フォロー」よろしくお願いします。ではまた。


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