決戦!株主総会
こんにちは、半年ぶりに記事を書いてます。どもです。
子育てに奔走したり、Switchのゲームに激ハマりしたりと多忙な日々を過ごしておりnoteから遠のいていましたが徐々にゲーム熱が冷めてきたのでまた気が向いたときに書いてみようかなと思います。
今日は久々にブックレビューを書きます。
サマリー
著者紹介
著者の秋場大輔さんは元日経新聞の記者で現在はフリーでジャーナリストをされています。
コーポレートガバナンスについて世に問う本を書こうと思っていた矢先にLIXILグループのCEO解任が起こり、興味を持って取材されたことがこの本を書くきっかけとなったようです。
所感(感想)
日本の上場企業は欧米に比べてコーポレートガバナンスが遅れている、そんなことを耳にすることがあります。
コーポレートガバナンスとは日本語に訳すと「企業統治」となり、企業の秩序を保つことを意味します。
子には必ず親が存在するように、企業にも必ず創業者が存在し、上場前は多かれ少なかれ創業者の手によって育てられます。まさに創業者にとって企業は子供のような存在です。
それが事業規模拡大等の目的で上場すると、その瞬間から会社は公的な存在となり、「株主の物」となります。ですが人によっては「自分の物」だったころのように意思決定してしまうそうです。
このような経営を行うと株主のメリットよりも創業者のメリットを重要視してしまうことが考えられます。そこで上場企業は社外取締役を設置したりすることで経営に客観性を持たせ、コーポレートガバナンスを強化します。
しかし本書では社外取締役が一定数いるにも関わらず、雇い主に忖度を行ったことで、株主にメリットのない人事が遂行されたことが事の発端となっています。
本書を読んで私は社外取締役の存在意義に疑問を感じました。
そもそも会社側の人間に雇用されている以上、その人に対する忖度はあっても不思議ではありません。
にも関わらず、社外取締役が多い方が経営に客観性があると判断されてしまうのはおかしいと思うのです。
大切なのは社外取締役なのか社内取締役なのかではなく、その場の雰囲気ではなく自身の倫理観に基づいて善悪を判断できる人材かどうかです。
会社において昇進出世する人は、上司のいうことに従順な人が多いと思います。そのため、社内取締役は信頼できないとされているのでしょう。
会社における昇進の基準に「正しいことをしているかどうか」を盛り込むことでこの歪んだシステムを少しでも是正できるのではないでしょうか。
本書はコーポレートガバナンスについて知りたい方はもちろん、取締役などの会社経営について興味がある方にもおすすめです!
読んでいただきありがとうございました。また書きますので興味ある方は「フォロー」よろしくお願いします。ではまた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?