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2020年7月の記事一覧
心の病気とシナモンのいる暮らし
シナモンが好きだ。
香辛料の話ではなく、空を飛ぶ子犬の話である。サンリオのシナモロールが小さい頃から好きだ。
2歳の頃からブラジルにいたんで、物心がついたときには南国の巨大な家の子供部屋で遊んでいた。うちは床も壁も大理石で、リビングでは自転車の練習ができて(これはほんと、わたしは家のリビングで補助輪が外れた)、パパとママとお姉ちゃんと、お手伝いさんのアンナと住んでいて、たまに日本からおばあ
DV男から逃げたわたしが「自分を大切にすること」を知るまで
わたしは恋人に殺された。
正確に言うと元恋人である。そして殺されたのは生物学的にではなく精神的に、という意味で、要は元恋人から精神的なDVを受けていたのである。
わたしが限界を迎えたのは2020年3月1日。決定打となる何かがあったわけではなく、コップの水がいきなり大量にあふれ出すように「死にたい」「死んでやろう」という感情に支配され、わたしは千葉県内のある駅のトイレでポーチに入っていた薬
Gカップのわたしがボディポジティブについて考えた
わたしは胸がGカップある。
これは自慢でも自虐でもなく、なんの意図も持たない事実だ。わたしは自分の胸を好きだとも嫌いだとも思っていないし、自分の身体に付随するものとして自然に受け入れている。
しかし最近、この世の中の「標準」よりは大きな胸が邪魔になることが増えてきた。
その理由を語るうえで、まずわたしの性自認について書こうと思う。わたしは自分自身を男性とも女性とも認識していない(いわ