僕の飲食奮闘近況記〜デフレと原価との戦い方〜
どうも姫路のhideです。お金に縛られない飲食店をしたり、悲しいを削減するオンラインサロン&シェルターを運営して頑張って生きています。
定期的に沼を炊いております。
さらにバージョンアップした秘蔵のレシピをファンクラブで書こうかな(笑)
僕は今となっては自分の食べる食に興味がない。
興味がないというか、ただただグルメにお金を使おうとは思わない。好きな人のやってるグルメにお金を使う。
だから毎日の食事は沼か安い出前やチェーン店。ちゃんと飲食店で食べようとしたらしっかりとお金使わないと利益出ないことをしってるから使える時にしかいかない。
(あくまで僕の考え方)
さて、、色々言いたい事があるのだけども今の頭の中をまとめられるかなぁ、、
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お金がなくなって良かったこと
僕は一昔前はお金を気にせずに外食してた。
お金があったから。
(家庭と僕個人のお金のあるなしは別ね)
というより給料が30もあれば毎日外食できるぐらいに僕のランニングコストは低い。
今は手取りゼロみたいなもんやからなw←
チェーン店でご飯食べる意味なんてない!とすら思ってた。
いろんなお店にいって色んな料理を食べて味や盛り付けをパクりちゃかした(笑)
(特上白子と牡蠣の香草パン粉焼き)
色々とタイミングや環境が上手い具合に重なってお金がなくなるのと食に興味がなくなるのとが正比例していった。
お金がなくなって1番良かった事はお金がない人の気持ちがわかるようになった事。
これがめちゃくちゃデカい。
本当にお金がないかどうかの問題は別として日本人はほとんどの人が貧乏だ。
(貧乏だと感じて貧乏な生き方をしてる)
世界規模で見たら超金持ちばかりなのだけど
(年収300万って上位3%とかだよ)
裕福な国の他者比較は恐ろしい、、とにかく貧乏な雰囲気の生活をしている。
そこに飲食業は巻き込まれ疲弊してる。
日常的に使う飲食店。
お腹を満たす事だけのご飯に使える金額なんて1000円が限界なのだ。
1000円だせばめちゃくちゃ美味い飯がお腹いっぱいに食べられる。
これが基準になっちゃうもんだから、日常の外食にお金なんて使ってもらえない。
特にアツいのは駅施設が充実してるところなら駅近くの飲食店!
ビビるくらい性能が高い(みんな大好きコスパが良い)
早い!美味い!安い!
最近は駅近くのうどん屋さんがお気に入りで、うどんにしっかりと天ぷら3種におにぎりまでつけてHARAPANデブになっても1000円!!
(安すぎてハゲた!)
ここで言いたい事は
お腹を満たす事
ご飯を食べる事の価値は
1000円である!!
という事。
原価なんて関係ないよ。
お腹いっぱいになる価値は1000円が限界。
じゃあ客単価3000円から1万円とかいただかないとやっていけないお店はどうしたら足りない価値を埋められるのか?を考えないといけない。
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止まらないデフレと原価商売
富裕層の取り合いに参加して、原価商売を続けるのも一つだ。
今や仕入れのルートもめちゃくちゃ優秀で良い食材も連絡一つで手に入る。
原価で単価を上げる事は簡単だ。
一概によく言われる事に
客層と単価は比例しているという事がある。
これは
低価格帯の客層は質が悪く
高価格帯の客層は良いお客さんが多い
という何とも失礼な話。
この論調は半分正解で半分間違ってる。
実際に経験した僕が言ってるんだから僕の中で間違いはない。
アパレルのようなブランド業界においては正解率はもっと上がるかもしれない。
だけど「食べること」というのは人が生きていくことに密接に関わっている。
生きていくだけでなく、外で友達や恋人と会うだけで、家族で団欒するだけで飲食が必要となる。
超絶必要経費なのだ。
その超絶必要経費は安いにこしたことはない。
本当の目的は友達と喋る事、恋人との時間、家族との時間。
食べる事はオマケなんだけど必要なのだ。
別に友達や恋人と会えたら、家族と時間とれたら食事はなんでもいいし、そこまでお金かけたくないんよなぁ、、っていう話もめちゃくちゃよくわかる。
目的が美食ではない場合が世の中実はほとんどなのである。
(そりゃそうじゃない人もいるよ!)
なのでこうも「良いものをより安く!」が止まらない。デフレってやつね。
合ってるんかな(笑)
なので高価格帯であろうとしょーもない客は山ほどいる。見てきた。
これだけ値段だしてやってんだから
これぐらいのサービスをしろ
なんだこのクオリティは?みたいな話はどのお店でも日常茶飯事に繰り広げられてる。
仮に技を極めたような職人に対してイチ顧客が意見できるようなことなど本来ありはしないのだ。
そのような職人技を美味しくいただくには一流の仕入れも必要で一流の素材を作る育てる人も必要で、さらに皆さんときたらオマケに一流の接客まで求める。
はっきり言わせてもらうけれどそこまでやるからには客単価1万ぽっちなんてものは最低価格ですよ(笑)高単価の店ですらデフレってんのよ。
翔太の寿司という漫画で僕の好きなエピソードがある。
とある職人は素晴らしい腕を持ちながらも100円回転寿司で働いてる。
その理由は高価なお店だと自分の好きな人達がお腹いっぱいに大好きな寿司を食べられないからだって。
僕にはその気持ちがめちゃくちゃよくわかる。
小金持ちが行くお店では接待だなんだと豪勢な料理が作られて、テキトーに食べられて残されたりする事がザラにある。
こんなことを見て低価格帯は下品、高価格帯は上品と一概に決めつけてしまう事は飲食業においてはできない。
しかしほとんどの低価格帯で商売は成り立たないお店はどうすればいいのか?
断言してもいいが飲食業は食べ物を売っているという常識を捨てない店に未来はない。
もう一度おさらいする。
お腹いっぱいにご飯を食べるという事の価値は1000円が限界である。
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必要単価に至るまでに何を売るのか?
ご飯の価値は1000円相当しかない。
では目標単価を3000円としたらどうしたらいい?(ていうか多分だけどほとんどのお店は3000でもやっていけないと思うよ。)
どうしても原価を上げざるを得ないのはわかる。僕もいまだにそうしてる。
これだけ値段をもらうからにはこれだけ返さないといけないという地獄のギブアンドテイクが1番身についてるのが飲食業で、だからブランドの構築も下手くそでたくさんのお店が潰れてしまう。
その理由は前述の通り、「食」だけを売っているからだ。
本当に売ってるのは食だけなのか?
作ってくれる人の人柄、人生、物語、時間、全てが売り物であると今一度わかってもらわないといけないし、それらを意識して売らないといけない。
ちょっと今からご飯食べたい!でそれが叶えられる仕組みやお店の維持も商品だ。
にもかかわらず、ほぼ全てのお店は飲食物だけにしか価値をつけることをしない。
だって他のお店がそうだから。
本来は1000円のものにどうやったらあと2000円の価値を見出してもらえるのか?それはその店その店における居心地や空間でしかないし、それを作り出す人でしかない。
こいつにお金を払って生きてもらおう
この店にお金を払って存続してもらおう
この人やお店が好き!
それでしか店を維持する事はできない。
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飲食物を売る時と、人と店を売る時とを使い分ける
僕はお金のない人の気持ちを知ってしまったし、世の中のほとんどの人はお金がない。
だからやっぱり食べ物でお金をとりたくない。
だから安く売れる仕組みを作る。
困った事に僕は怠け者だから忙しい店は嫌だ。お客さんとゆっくり酒飲んで僕も楽しみたい。だから薄利多売の店はダメだ。
てなもんで月額サロンなんかをやって多くの人に少しずつお店の維持を助けてもらってる。
商品は僕の在り方
僕が生きてる事が商品
アイドルとかそんなんじゃないよ
懸命に生きたいように生きる姿勢を見せてるだけ
それとは別にガチンコでコース料理もやってる
これは飲食物を販売してる。
原価率は50近いね。
だから値段も高いよ。
そうしないとやっていけないから。
それでもまだ安い!ってよく言われるよ。
ごめんなさい🙏
飲食業界にて値段をとれない身体が染み付いてしまってるんだよね、、
僕はいきなりのご飯食べたい要望なんて仲の良いメンバーしか受けない。
だってその人たちは僕の人生を買ってくれてるもんね。
飲食はオマケ。
みんなそれぞれの使い方をしてくださってるよ。ガチンコで飲食物楽しみながら応援もしてくれてる人もたくさんいる。
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オマケ蛇足 1000円以下の会計となる商品はなくせ!
いくらデフレだの食にお金を使えないだの言っても外食のお会計1000円未満は僕からしたらいい加減にしろ!!って思う。
吉野家とかCoCo壱とかサイゼリヤとかマクドナルドとかも最低価格は一律1000円にすべきだ。
カフェも問答無用でコーヒー一杯だけでも1000円からとろうや!!
外食の500円だなんだはもうさすがに壊れすぎてる。人件費は?お店の維持費は?時間代は?
そんな値段でダラダラ何時間も居座ってるようなやつはもはや1万円の価値を500円で貰ってるようなもんだ。
生活保護受給者以下の金泥棒だ。
食ったらでろ!!
ツレと騒ぐな!帰れ!
あらゆるものには金がかかってんだ!!
利用してもいいけどせめて理解しよう。
僕はそれでもお金に縛られない飲食店を作り食の無料化を目指してる。
それは、なぜそんな事ができるのか?を明確にしたうえでのプロジェクトだ。
飲食物でないものを別のやり方でずっと販売してるからできる事でそれを理解してる人にしか来店させなくする。
今一度、人の未来の為に間違ってしまった事はやり直さないといけないよ。
僕はそう思って僕なりの戦いを続けてる。
あんまり頑張れてなくてごめんやで🙏
さて、やるかー!!
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↓著者の主な活動 (ナニモノリンク)
著者が運営する「悲しいを削減する」が理念の 「オンラインシェルターoffside flat」から
お金に縛られない飲食店「キャンディ姫路 kitchen 11」の案内、パスタ通販、ネットショップ、各種SNS、配信サイト、、全てがこのリンクから辿り着けます(^^)
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