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夏布団天日にかけてふっくらと
ナツブトン・テンピニカケテ・フックラト
梅雨明けに布団を干してやると、大きく息を吸って膨らみます。これに大の字になることを考えるだけで、昼間からウキウキします。
「夏布団」は三夏の季語です。
ちなみにこの句の原型は「炎天下パン焼くように布団干す」でした。実際に布団を干している時に浮かんだ言葉。でも、「布団」が冬の季語なので避けた方がよかろうと、タイトルのように変えてみました。
偶然にも「天日にかけて」が「天火にかけて」とかかり、「見える人にはパンまで見えるかも」と期待しているのですが、いかがでしょうか。
子の腹を又逃げてをり夏布団 佐藤五秀
愛という言葉を使わなくても愛が見える、好きな句です。