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あの時の君、笑い話にしていておくれ

赤十字長として募金を募り、暑い日も寒い日も毎週月曜に朝礼の準備などをしていたら、次期生徒会選挙の時がやってきた。
赤十字長ってなに?という人は、こちらからお読みください。

わたしが赤十字長として立候補した時の生徒会選挙は対抗が出ない、信任投票の年だった。
対抗がいたら、絶対に断っていた。恥をかくのは目に見えている。誰が対抗であっても、わたしが勝てるほど全校どころかクラスの信頼を持ち得ていなかった。

わたしは絶対、対抗のいる選挙なんて出たくない。
しかし、なかには対抗がいても選挙に出る人がいる。

なんと、その生徒会選挙では赤十字長に2人が立候補した。

楽だと思われたのか、募金活動やボランティアに興味があったのかは分からないが、わたしは同じ部活の後輩に応援演説を頼まれた。現職からの応援演説は激アツだと踏んだのだろうか。
同じ部活だから声をかけてくれたのかもしれないけど、わたしが部内で浮いてるの知ってるでしょ?部内の全てにおいて下から数えた方が早いの、なんとなく分かるでしょ?

どうして引き受けたのかは全く覚えていないけれど、わたしはその子と同じ部活という接点しかないにも関わらず、応援演説をした。
応援演説で何を話したのか覚えていない。じぶんの信任投票の時にも演説をしたが、これも覚えていない。

悲しいことに現職赤十字長の応援演説は全く役に立たず、その子は落選しまった。
どれくらいの差で負けたか、その子にどんな言葉をかけたか、じぶんが次の日どんな顔をしていたか、全部覚えていない。

申し訳ないことをしたと思う。最初から断れば良かっただろうか。
現職に応援演説頼んだのにさ、落ちたんだけど!マジないわー。と笑い話にしてほしい。全部わたしのせいにしていてほしい。

もし、noteでそんな話を見かけた方はぜひ教えてください。
ごめんなさいをした後に、赤十字長ってなんなん?って話で盛り上がりたい。

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