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走れそりよ、そして天高く!

仕事を定時で終え、さぁ愛犬との散歩の時間。
この季節、仕事が終わる時間は日が落ちてしまって真っ暗だ。
夜道を安全に歩くため、愛犬には光る首輪を装着している。

首元を赤く点滅させながら歩く愛犬を見て、思わず口ずさむ。

♪はっしれ そりよー

ここで歌は突然止まる。

続きを知らない。
走れソリよ ……

歌のリズム的に2文字だろう。

鳥のように?
ソリに対して、鳥のようにとは言わないか。ソリは飛ぶから、鳥のような気がしてしまった。

トラのように?
速く走る2文字の動物、トラ。足の速い動物ならチーターだが、ぎゅっと詰めすぎている。

羽のように?
ソリよ、軽やかに舞え!ソリの飛ぶ感覚と羽は悪くないけれど、走るとは結びつかない。

水のように?
水は速い気がする。だとすると、川のようにの方が良いか?いや、流れが緩やかな川もある。

ソリにまつわる2文字を考えていたら、公園に到着。
普段ならまだ遊んでいる保育園終わりの子どもや小学生がいるが、クリスマスだからか今日は誰もいない。

走れソリよ、の続きが思い出せないわけではなく元から知らないから、正解に辿り着いても気付けないな。と思って一度考えるのはやめる。

走れソリよ、ふふふふふん
さらにその後も知らないことに気付く。

ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る
今日は楽しいクリスマス ヘイ!

ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る
今日は楽しいクリスマス

サビしか知らないや。

帰宅し、愛犬の足の裏をしっかりと拭いた後、

走れソリよ

と検索をしたら、風のようにと続くことを知り、悔しくなった。
雪の中をトナカイが一生懸命走って助走をつけ、飛び上がる瞬間をしっかりと想像したら導き出せた。
風は速い。なにが水だ、川だ。もっと頭を使え。なんでも検索で済ませるな。

そして、さらに続きを見て驚いた。

サビの歌詞が違う。

ジングルベル ジングルベル
鈴が鳴る
鈴のリズムに ひかりの輪が舞う
ジングルベル ジングルベル
鈴が鳴る
森に林に響きながら

え?わたしが知っている、今日は楽しいクリスマスはどこからきた?
微妙な歌詞の改変はいつ、どこでされてわたしの記憶に入り込んでいるんだろう。

ちょっと、妹に歌わせて確認しようと思う。

メリークリスマス、皆様。
あたたかくして、風邪をひかないようご自愛くださいませ。


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