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コインランドリー屋の彼女になってみたい、かもしれない。

11月なのに半袖を着ないといけない気温の土曜午前、わたしはコインランドリーに来ている。

ヘッダーはわたしが撮影したコインランドリーの写真だ。
なぜかは分からないが、幼少の頃からコインランドリーに憧れがある。

もしかすると、ルーマニアモンテビデオのデジタルミュージックパワーのジャケ写に影響を受けているのかもしれない。

2023年の今でも素敵なジャケ写だ。

今来ているコインランドリーは道路に面していて、洗濯乾燥機がかなりの数がある。
中も綺麗で大型テレビとテーブルがあってゆっくりと休める空間だ。

自宅には洗濯機も乾燥機もあるので本来ならばコインランドリーに行く必要はないのだが、靴を洗いに来た。
昨日、14,000歩を歩いたせいか靴が砂埃で汚れてしまっている。
コインランドリーをネタにして、靴洗いが完了する20分間をnoteの更新にあてる。1石3鳥。

でも、わたしが推しているのはこのコインランドリーではない。
もう一つ少し離れた場所にある、狭くて、もわっとしていて、いつのだよって言いたくなるジャンプがほんの少しだけ置いてあるレトロなコインランドリーだ。

このコインランドリーの前を通ると、もわっと独特のあたたかい匂いがする。
誰かがここで洗濯機を回しているんだな、と知らない人の営みに触れて勝手に笑顔になっている。

ちなみに、コインランドリーの前で嗅げるあの匂いは柔軟剤の匂いであり、洗濯する際に使われた柔軟剤が、乾燥機で温められることでより強く香っているそうだ。
詳しくは日刊ゲンダイのこちらの記事にて。

そして、さらに私が嬉しくなるのはその狭いコインランドリーで近所のおばあちゃん3人が集まって会話をしているのを見た時だ。
夕方の犬との散歩のとき、犬の気分次第ではこのコインランドリーの前を通る。
背中が丸まったおばあちゃん3人の後ろ姿は、癒し。

ちなみに、おばあちゃんたちを見かける時に限って洗濯機は回っていないので、ただ話をするために来ているのだろう。
地域のコミュニティのような場所にもなっているレトロなコインランドリーが、わたしは好きだ。


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