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WCW2023【オープントーク with 海外日本人研究者ネットワーク(UJA)】~海外で活躍するがん研究者と学ぶ、がん研究と研究論文~

登壇者の皆さん

■セッション概要

がん研究は未来の治療を作るための大きな柱です。

しかし、がん研究の世界で行われていることはすごく専門性が高く、一般の人には理解が難しく、研究世界で行われていることや、研究者の思いや情熱が一般の人にうまく伝わっていない現状があります。

実際に、がん研究と社会には大きな距離があって、研究は別世界のことのように扱われてしまい、そのことが研究への支援不足に繋がっています。また、科学世界で行われていることがブラックボックスのままであることが、がん治療への理解や信頼を構築する上での足かせともなっています。

そこで本企画では、海外の日本人研究者のコミュニティを横断的につなげる組織、海外日本人研究者ネットワーク(UJA)*の協力の下、新進気鋭のがん研究者の方々にご参加いただき、がん研究と一般社会との距離を縮め、研究者を患者さんや他業種の人との新たな繋がりを生もうという試みを行いました。

セッションから

■セッションサマリー

UJAが昨年度から行っているがん論文賞の応募者の中から、ご推薦いただいたがん研究者の方々に参加していただき、自分たちのがん研究についての物語を、参加者の一般の方に向けてプレゼンしてもらいました。

何を解決したいと思い、どう研究をして、この結果はどう未来の薬に結びつくのかを3人の海外で活躍した研究者の登壇者からお話し頂きました。

またどうして研究者になったのか、何が大変で、何が楽しいのかなどの、研究者個人の物語にも迫りました。

セッションは、研究が行われるプロセスや、新薬開発プロセスなどもご紹介して、がん研究の世界で行われていることの基礎知識もつけてもらい、一般の方々が抱く研究への距離感を縮めることも1つの目的として実施されました。

*一般社団法人海外日本人研究者ネットワーク(UJA): https://www.uja-info.org/


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