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あっちゃんの闘病記⑩ 『術後の再建経過』

術後の診察

手術2日後の夕方、形成外科の診察の為に2階へ降りてくるように看護師さん言われたので、パジャマの上からドレーンの入れ物をポシェットのように斜めにかけて移動します。

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形成外科は朝の診療のドタバタとは違い、とても静かでした。
診察前、看護師さんから手術後、胸にさらしが巻かれている私に
「手術の後、胸見られました?」
と聞かれました。手術後、さらしが胸にまかれていたので、ちゃんと見れていなかった私。そのことを伝えると、
「見てみますか?」
とさらしと傷口にはったガーゼをとって大きな手鏡を貸してくださった。
ご対面。

『あーあーあー、無くなってる…』

斜めにザクッと縫った後がある。覚悟はしてましたが傷口はなかなかショックでした。

しばらくして、形成外科のT先生(【あっちゃんの闘病記④】参照)がカーテンの向こうから入ってこられ、久しぶりに先生の顔を見てホッとして手術のお礼を言いました。

そして、
「これからは、大胸筋の下に入ったティッシュエキスパンダー(組織拡張器)に少しずつ生理食塩水を入れて大胸筋を伸ばしていきます。これを退院しても二週間に一度繰り返していき、シリコンを入れるスペースを作っていきましょう。」
という説明を改めて受けました。

早速その日に、小さな注射器で生理食塩水を注入し、ブレストバンドというもので脇の下から胸の上をティシュエキスパンダーがずれないようしっかり固定されました。

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しかし、心の中では、大絶叫。
『先生そりゃないよ〜!泣』
『30年近くワイヤー入りのブラジャーで背中の肉からお腹の肉まで掻き集めて持ち上げてきた。』
『健側の右胸も胸の上を固定すると垂れるしかない…』
『なんたら姉妹の胸もそこが盛り上がってるから美しいねん!!』
『そんなことを言う歳でないことはわかっている!だけど......だけど......泣』

やり場のない感情を抑えつつ、形成外科の1回目の診察が終わりました。

ここから弱音、吐きまくり…


更に、入院から1週間が経った頃から、ティッシュエキスパンダーに生理食塩水が入るたび大胸筋痛い。激痛です。
仰向けも横向きもつらく夜も寝れない。
体育座りが楽なので、体育座りで寝てると看護師さんが抱き枕を貸してくれた。
少しマシだ。

入院生活後半は、弱音吐きまくり、身体も体育座りで丸ている時間が長かったので、腰が痛いし、腕が上がらない…

『このままでは、ダメやな。何かしなくては!』

とモヤモヤしつつも、効果的な対処法もなく、どうしようかと頭を痛めていました。


そのような状況は看護師さんから、形成外科のT先生に伝わっており、また生理食塩水注入の日、重たい腰を上げ、形成外科に行くと

T先生「昨日寝れなかったって?」

私  「はい、もう胸なくていいです!再建やめたいです!」

思わず、やめたいといってしまいました…
そんな私にT先生は、

「今だいぶ形が出来てきてる。ここでやめるのは逆に大変な手術になる。今日は生理食塩水の注入をやめておきましょう。次回から今までの半分の量で少しずつ入れて様子を見ていきましょう!」

と優しく対応してくださいました。

『一度乗った船は途中で降りれない!』ということを良く思い知ったと同時に『その優しい対応にまた頑張ろう!』と思うこともできました。

しかし、『体育座りのおかげで、腰も痛いし、腕は一向に上がらない…どうしたもんか...』とまた新たな問題に直面していくのでした。

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