乳がん腋窩再発『仕事と治療の両立+運動』②
こんにちは!
いつも、noteを読んでいただきありがとうございます。
『仕事と治療の両立+運動』の後編
前回に引き続き、權藤公子さん(55)のインタビューブログの後編です。
權藤さんが初めてルネサンス運動支援センターに来られたのは
抗がん剤が始まる前でした。
運動は今回の手術や治療とは別で、以前から身体を動かさないと・・・
という思いがあった權藤さんが病院内に置いてあった
【ルネサンス運動支援センター】のチラシや病院の冊子を見て
「抗がん剤治療には体力が必要で、体力をつけるには運動がいいんや!」
と知ったそうです。
そして、權藤さんが、ルネサンス運動支援センターで運動を開始されたのは、抗がん剤治療が始まる約3週間前の2020年12月の初めでした
『仕事と治療の両立+運動』がスタートしたと同時に
お仕事も派遣の方への引継ぎに入られました。
運動も、まだ抗がん剤が始まる前で
脇のツッパリや身体のこわばりはあったものの
仕事行きながら、週1回のセッションでしっかり動いていきました。
3週間に1度の抗がん剤治療が始まり、
權藤さんのしんどくなるパターンが見えてきました。
權藤さんのパターンは、抗がん剤投与2日後~3日間がしんどい。
(※個人差があります)
そのパターンに合わせて、仕事の派遣の方の引継ぎと運動を取り入れていきました。
2月から仕事は休職期間に入られましたが、
3月終わりから抗がん剤のお薬が変わり、
權藤さんは
「個人差はあると思いますが、私は前半のお薬より後半のお薬の方がしんどくて
その時は、身体もですけど、メンタルも・・・
ただ、こちら(運動支援センター)に来ることによって、
メンタルは上がるんですよね。
身体はしんどくてもメンタル面は上がるのですごく助かりました。」
と、体調の変化の他にメンタル面の変化があったそうです。
メンタル面で変化を感じられる方もたくさんいらっしゃいます。
そんな時、權藤さんはどうされていたのかもお話しくださいました。
「しんどさも私のしんどさってしんどい内にはいらないくらいの副作用の軽さだったんじゃないかなと思うんですけど、
普段とは違うし、しんどいし、味覚障害も多少はある。
寝たまま起き上がれないことはないけれど
家のことをするのはしんどいし
何かジレンマみたいなものはありました。
会社も休ましてもらってるのに・・・って」
でも、そんな権藤さんが、その何とも言えないしんどさを
薬剤師さんに
「そのしんどさは、お薬の(副作用)影響です」と言われたことで
『このお薬は、いつまでって決まっているからその間はいいか!家事もいいか!』
って思えたそうです。
そうやって、抗がん剤治療の副作用の一番しんどかった4月5月は運動量も減りました。
「6月に入ったら脚が、うわぁ!っていうくらい弱っていました。
ちょうど、6月から放射線治療が始まって、毎日通院するので、生活にもメリハリがつく。
毎日公共の交通機関を使って通院することが運動になる。
同時に運動支援センターに通う回数を増やしました」
その結果、
脚ががガクガクしていたのが戻ってきた!って感じられてます。
そうやって半年間の休職期間を経て、8月に職場復帰をされました。
權藤さんは、「本当に恵まれていたとおっしゃいます。」
★主治医の先生に通院しながら仕事ができると言われたこと。
★会社の制度を活用できたこと。
★運動することで、心身共にが楽に感じた。
最後に權藤さんは、
「体調であったり、手術であったり、治療だったりでいっぱいだとは思いますが
色々調べられるものがあれば調べてみる。
問合せであったり確認できることがあれば、確認する事が大事かな」
と正しい情報や制度を知ることで
『仕事と治療』『運動と治療』が両立できたと教えてくださいました。
※運動に取り組まれていた時期などは取材当時の情報となります。
悪しからず、ご了承ください。
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