ドラクエのすゝめ


個人的に「え?ほんとに365日経ったの?」
という圧倒的密度と強烈なスピードを以て
私の2018年は幕を閉じ瞬きする時間もなく
2019年のスタートラインに立っていました.

...というか立たされていました(笑)

2018年はとにかく自分の将来と赤面するくらい
見つめ合った1年でした.
寧ろ見つめてズームアップし過ぎて己を見失い、
就活の面接で鼻水が垂れるくらい泣いたこともありました.

そんな1年間の中で
改めて文字に興して残しておきたかったこと、
つまり私の「やり残したこと」があって
その「やり残したことくん」が心残りで
今回はその肥大化した「やり残したことくん」を
成仏させるため久しぶりにnoteを更新しました.

私の2018年「やり残したことくん」.

それは「勉強って何のためにするの?」という
問いに対する答えです.

大学の講義の中で
「もし学校の先生という立場で子どもから何のために勉強しなくてはならないのか?と聞かれたらどう答えるか」
という主題のもと教師役と子ども役で
即興のロールプレイングを行う授業がありました.

その時、16年間の学生期間の中で
「何で学校に行かなくちゃ行けないの?」
「どうして勉強なんてしなきゃいけないの?」
と疑問を一度も抱いたことがない過去の自分に
「何て受動的な子どもだったんだ!」と
正直少し驚きました.

目まぐるしく変化していく世の中で
私達はどうして一斉教育として学校に出向かい、
一生行かないかも知れない世界について学び、
自分が生まれるよりも遥か過去の出来事を覚え、
動く点Pの速さやそれにより生み出される虚空の面積を求めなければいけないのでしょうか.

皆さんがもし公教育の場で子どもに質問されたら
どう答えますか?

まして、どう答えたら子ども達が能動的に
「勉強しよう!」と思えると思いますか?

私はこれを「ドラクエ」に例えて行いました.

例えば小学校1年生で入学してきた時の私達は
ゲームでいう名前とか性別の初期設定が終わって
白いTシャツ半ズボンで何も持っていないlevel 1の状態です.

そこから学校生活で個性を学び人間を学び
多くの分野の学問を学びます.

これはゲームで例えると「様々なアイテム」を獲得したり
一緒に戦っていく「仲間」を集めていく作業と
似ているのではないかと私は思っています.

義務教育だと9年間、
高等学校まで進めば12年間、
さらに大学や専門学校に行けば14年から16年と
非常に長い自分物語の中の「自分」という主人公は
「様々なアイテム」と「仲間」を集めて行くことによって
どんどんlevelアップしていく.

するとどんなメリットがあるのか?
それは「様々なステージで闘っていけること」
ではないでしょうか.

今の子ども達は目の前に夥しい数の情報があり、
それは同時に将来の選択もまた数多くあることと
同義であると言えます.

その中で1番自分の糧となり頼りになるもの、
それは今までの膨大なクエストの中で手に入れてきた
「様々なアイテム」と「仲間」ではないでしょうか.

人間は教育を以て人間となる.
つまり「様々なアイテム」と「仲間」を多く持っていれば
それだけ闘えるステージと倒せる敵が
比例的に増えていくハズ.

自分の人生の選択肢や可能性を
自分自身で増やしていけることこそが
「学ぶ」ことの真意であって欲しいと思っています.

私は今年16年間の学生生活に終止符を打って
所謂「社会人level 1」になります.

そこで役立つものも「勉強」というクエストで得てきた
「様々なアイテム」であり「仲間」であると信じて
課題を消化し友人と行く旅行の計画を立てていた
年末年始でした.

...「やり残したことくん」成仏しました🤤