徒然なるままに 肆
最近この「徒然なるままに」シリーズを初めてから
noteに対する私の思いや使い方が変化している.
以前は書く内容をかなり吟味、考察していた.
そのため「すゝめ」シリーズは1つ書くのに
1時間以上かかっていた.
この「徒然なるままに」シリーズは
日常の中でふと感じたこと考えたことを
割とその場で書くようにしているから
いつも10分位でさっと投稿出来ている.
なんて言うのだろう、
より文章を書くことが「能動的になった」
というのが正しいのだろうか.
だから今、どんな文章でも思い立って
「書きたい!」と思って書いているから
「能動的になった」から
文章を書くことがとても楽しく感じている.
...卒業論文は苦痛だったなぁなんて思いながら.
先日、小学校中学校の同級生と2年ぶりに会った.
当時から部活こそ違うけれど
性格や考え方、成績何かもお互い似ていて
心の中でどこか意識し合っていた
いわば良きライバルだった.
彼女とワインを飲みながら将来の話になった.
私は小学校の卒業文集に将来の夢を書いた.
確か当時の夢は保育士と書いていた.
当時から人と関わる仕事に就きたかったのだろう.
(↑当時は「かっこいい事書いてる!」と思いながら書いていた記憶(笑))
「でもさ、今めちゃくちゃ困ってるんだよね」
と私は彼女に聞いてみた.
「だって卒業文集に書いた将来の夢、叶っちゃったんだもん.」
「それに私、「将来の夢は人生の目標だと思う」とかいけしゃあしゃあと書いちゃってるし(笑)」
実際、保育士では無いけれど
予てからずっと希望していた職種に
春から就職出来ることになっている.
彼女は英語が得意で留学経験もあり、
いつも私より国際的な視野に立って
多くの話をしてくれる.
「海外の子ども達は将来の夢に、職業をあんまり書かないんだよ.もっと日本人の感覚で言うと大雑把なことを書く.例えば「大きな家に住みたい」とか「こんな暮らしがしたい」って言う.」
はっとした.
確かに日本人である私達は「将来の夢って何?」
と聞かれたら当たり前のように職業を答える.
逆に「こんな暮らしがしたい」
と答える人はかなり稀である気がする.
彼女と多くのお酒を酌み交わし、
何年経ってもこうやって会って
多くの話が出来ることに感謝しながら別れた.
帰りのバスの中や帰宅してからも
悶々と今後の将来の夢について考えた.
「幸せに暮らすこと?」
「いや、そもそも自分にとっての幸せを考えないとな...」
「お金持ちになること?」
「お金のためにだけ行動するようにはなりたくないな...」
等々、
この歳になって冷静に真剣に切実に考えてみると
「将来の夢」は意外と難しかったりする.
ふと、大好きな大学の先生の言葉を思い出した.
「僕の昔からの将来の夢は「Starbucks coffee」で朝ごはんを食べられるようになることだったな」
先生が曰く、
スタバでちょっとした朝ごはんを
習慣的に食べられるようになるには
一定以上の経済的、時間的余裕が必要だという.
「...そんなもんでいいのか」
淡々と流れていくように見える日常の中に
ほんの些細な、でも自分が好きと感じる、
ちょっとした刺激がある生活.
そんな生活が送れればよいのだろう.
「今日みたいに、会いたい人に会える生活を送りたいな...」
職業では無い将来の夢、
皆さんはどんな夢を思い描きますか?