読書ボドゲ「こじつけ?レファレンサー!」コンセプトの話 3

ようやく「レファレンス」にたどり着いた前回の話はこちら。

本作の最終的なコンセプトを、改めてまとめます。

①本と触れ合えるゲーム
②読書歴は問わない!
③シンプルなルール


①本と触れ合えるゲーム

すべての人にとって読書が必須、とは思いません。

ただ、環境などにより、読書を好きになるきっかけがないとしたら、とてももったいないと思います。

また、学生の頃は読書をしていたけれど、様々なことに忙殺されているうちに、気づけば本を読まなくなっていた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか(私も、そのひとりです)。

いろいろな人に、「本を読んでみようかな」と思えるきっかけづくりをしたいというのが、コンセプトの一つです。

ゲームの準備のために、これまで縁のなかった公共図書館や学校図書館、本屋さんを覗くきっかけになるかもしれません。
あるいは、しばらく見ていなかった自分の本棚をゆっくり眺めて、ああ、こんな本もあったなと懐かしく手に取る時間ができるかもしれません。

さらにゲームが始まれば、ほかの人が持ってきた本にも、接することができます。

もちろん、ゲームのためだけに、無理して読む必要はまったくありません。
ただ、本に触れながら、親しい人と楽しい時間を過ごしてもらえたらと思います。


②読書歴は問わない!

「読書が好きな人のためのゲームなのね」と思われることも多いのですが、どんな人同士であっても対等に楽しめるように、ルールにはこだわって設計しました。

ゲームの基本的な流れは、お題の中から、自分の持ってきた本に合致する箇所をいち早く見つけるというものです。
ゆるいイラストや、本の外形的な特徴などもお題になっているので、最悪、読んでない本でもなんとかなります。笑
(読んでいる方が強い場合も、もちろんあります。)

「シーン」「形」「形容詞」「書誌事項(本に関する情報)」「読んだときの感想」
の5種類のお題を使います。

ですので、「大人vs子ども」、「読書好きvsそうでない人」など、どんなメンバーで遊んでも、どちらか一方が強すぎておもしろくない、ということはないかと思います。

また、持ち寄る本も、本の形をしていればなんでも構いません。
漫画、絵本、教科書、参考書、攻略本、雑誌、楽譜、歌詞カード、などなど…
ある程度、文字もしくは絵があればゲームは成立しますので、どうぞ気軽に選んでみてくださいね。

ただ、「持ち寄る」ということに関してだけは、ハードルがあるのは事実です。

3冊が難しければ、1冊でも。
実物の本が難しければ、最近読んで面白かったネット漫画やブログ記事、なんなら好きな動画3本選んで参戦、でも構いません。

究極的には、「好きなものを、人に紹介する」ゲームです。
自由にルールを変えて楽しんでみてください!


③シンプルなルール

ルールも、削りに削りました。説明はこれだけ。セッティングもシンプル。

そのほか、ゲームを楽しむための補助資料があと2枚入っています。


わからないことがあれば、いつでもお気軽にお尋ねください!

その他、プレイ動画やご感想なども以下に掲載していますので、ご興味があれば見てみてくださいね。


以上、「こじレファ」の3つのコンセプトでした!

「本と出会う」のはもちろん、今まで知らなかった「友人と出会う」さらに「自分と出会う」きっかけにもなると嬉しいです。
どうかみなさんに、本を囲んで楽しい時間を過ごしていただけますように!


最後に、おまけの話。


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