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実りの秋、勉強の秋

8月下旬、長野県はちょっと早く2学期が始まります。まだ残暑が残っていた二学期の頭でしたが、9月ももう終わりとなるとすっかり秋。先日は学校の田んぼの稲刈りをみんなで行うことが出来ました。

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保護者も混じってみんなで鎌で手刈り。家でも田んぼをやっている子がほとんどなので、あっという間に作業を終えることが出来ました。子どもたちで手植えしてお世話して。秋にこうして実りを迎えられることは何年やってても感無量です。このお米は1か月はざがけしたあと、脱穀・精米して田んぼ作業を支えてくれた地域の方に振舞われます。一年を通しての学びの時間。自分たちの食べるものがどのように育ってどのように処理されて食卓に並ぶのか、肌で感じる大切な経験をさせていただいています。田んぼをやる学校は周辺地域にも多いのですが、一学年に限られたり、作業が限られたりして、ここまでしっかりと管理することは珍しいそう。和合小は小規模だからこそ、全学年で自分たちのお米を作るという学びに恵まれています。

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休み時間はバドミントンや卓球に興じています。児童が少ないので先生も遊び相手。バスケをしたりホッケーしたりと、和合小の先生方はみんなアクティブで頭が下がります。娘は先生を独り占めしてバドミントンや卓球の腕をめきめきと上げて、もう私は敵わなくなってしまいました。

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しっかり体を動かしたあとは、お勉強の時間。高学年のクラスを覗いたら、黙々とタブレット学習に集中していました。山奥のへき地の小規模校ですが、WIFIが入り、電子黒板が入り、一人一台のタブレットが支給され、都会と肩を並べるほどの環境が整っています。リモートワークが当たり前となった世の中、子どもたちもデジタル機器との付き合いが当たり前になり、情報という面では田舎と都会の垣根がぐっと低くなっているのではと感じます。私自身、鹿や猿が近所をうろうろしている場所に住んでいますが、こうしてパソコンでブログを書いて発信し、インターネットで都会の情報にアクセスしていて、家の中にいる限り、山奥のへき地にいる感覚ではなくなっています。すごい世の中になったものだなぁと思います。

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もうすぐ運動会!子どもたちは元気いっぱい学校生活を送っています。コロナ禍で当たり前のことが当たり前でなくなった今、制限は加わったけれどもこうして毎年の学びを重ねられていることに感謝です。運動会は今年度も地域合同の開催は残念ながら叶いませんでしたが、子どもたちの発表としての場を昨年同様作ってくださいました。

年々、変化を重ねながらも、子どもたちののびのびと過ごす姿は変わりません。山村留学という形で学びの環境をぜひ選んでいただけたらなぁと願っています。


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