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【本紹介】全ては行動力

おはようございます。カナリアコミュニケーションズです。

本日は、株式会社スルシィ代表取締役 関谷里美さん著 「編むということ」をご紹介します。

1. 感想

本書を読んで、自分が一歩を踏み出せずに怖気付いていることがとてもちっぽけなことだと思うようになりました。

人間って、自分が予想できないことや、うまくいくかわからないことを行動に移すときってとても労力がいるので、何かをやってみたいと思っても、なかなか行動に移せないですよね。

本書の著者である関谷さんはそんな一般的な人とは真反対の人物で、行動力の塊とも言える人だと思います。

本の構成として、関谷さんの子供の頃からの人生が時系列的に語られているのですが、何に対しても思いついたら即行動、というような何度も驚かされるような決断と実行を繰り返しています。

書籍の中でも、

人生、何が起こるかわからない。とくに私の人生は計画性がなく、突拍子もない。常に「感覚的」に次の道をチョイスしてきた。

「編むということ」という書籍名だったので、私はてっきり、小さい頃から編み物が好きで、趣味を仕事にした人のお話かなと想像していたのですが、全然違いました。

なんと、若い頃はピアニストも目指していたり、ギリシャで日本の民芸品を売ったり、日本で海外の猫グッズを売ったり、さまざまなことを経験して編み物のビジネスにたどり着いたという、本を読み進めていてもその先どうなっていくのかが全く想像できないストーリーでした。

ですが、常に共通しているのは圧倒的に挑戦と行動を繰り返していること。でした。

人は行動力があるだけでも、やれることの幅はかなり広がるんじゃないか、まずは行動に移すことが何よりも大切なんだなと、そう思わせてくれる一冊でした。

2. おすすめポイント

本書のおすすめポイントは、関谷さんという1人の人の人生が具体的に、時系列に沿って丁寧に描かれている点です。

全体を通して、一人の人間の人生の物語を辿るような、挑戦し続ける人を応援したくなるような構成になっていると感じました。

一種の小説のような、感情移入させてくれる一冊になっています。

3. 概要

目次
第1章 原点
第2章 再出発
第3章 スルシィ、10年の軌跡

本書では、自分の思いつくままに行動と挑戦を繰り返す関谷さんの人生そのものが描かれています。

書籍名は「編むということ」となっているので、なんとなく手編みに関する書籍なのかなとイメージしてしまうかもしれませんが、関谷さんの自叙伝みたいなものだと感じています。

本書の冒頭でも以下のように書かれています。

ビジネス書でもなく、世の中を良くする本でもなく、誰かの力になれる本でもなく、でも、あぁ、こんな生き方もあるのか、歳もあんまり関係ないんだな、と一読した後にちょっぴり元気になってくれる人がいたら、何もいうことはありません。なおかつ面白く読んでいただければ、さらに嬉しいです。

書かれている通り、力強い関谷さんの挑戦を読んで、私は間違いなくモチベーションが上がりました。

やりたいと思っていることをなかなか実行に移せない、挑戦する一歩を踏み出せない、そんな人にぜひ読んでいただきたい一冊となっております。

ぜひご一読ください!

それでは。


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