【本紹介】片づけられる家族
おはようございます。
カナリアコミュニケーションズです。
本日は、株式会社クラシングR 代表取締役 瀧本真奈美さんの著書、『片づくのはこんな家』をご紹介します。
1.感想
私はどちらかと言うと綺麗好きな方でして、リビングやキッチンは基本的にものができるだけ見えない状態になっているのを保つ意識を持っています。
しかし、同居人が使ったものを置きっぱなしにしていたり、自分なりに持っている収納のルールに反してものをしまっていたりすると、とても気になることが多いです。
本書を読んで、家の片付けは自分一人でやるものではなく、家族全員で行うものなのだと気づくことができました。
本書で例に挙げられている、家での片付けに成功している方々はみなさん、家族で片付けのルールを決められていました。
また、片づけについて常に厳しくルールを徹底するのではなく、ときには許してあげたり、代わりに自分が片付けてあげるといった気遣いや優しさを持つことの重要性も知ることができました。
本書の最後には、家族で片付けが進む15のポイントが紹介されていましたので、それらを参考に、今一度、家族として家の片付けにどのように取り組んでいくかを家族会議しようかと思います。
2.おすすめポイント
本書のおすすめポイントは、第4章、第5章で著者や紹介されている片づけ上手な方々が実践している家族の決まりや意識について紹介されている点です。
一般的な片づけ本って、モノを収納するためのノウハウや小技がただ紹介されているだけのことが多いと思います。
なので、それだけでは結局面倒になったり、ハードルが高く感じてしまって続けられない人が多いのが現状なのではないでしょうか。
本書では、片づけ本としては珍しく、家族として片づけについてどのようなルールを作ったり、どのような考え方を持って家をみんなで綺麗に保っていたのかに焦点が当てられていて、メンタリングの面でとても参考になる内容でした。
3.概要
本書では、著者自身が家族と片づけを取り組んできた中の失敗談、成功例、これだけはやらない方がいいというNGポイントや、ここから始めるといいよと言うポイント、また家族との片づけをうまくシェアされている4名の方の成功例、実践した経過や内容から、家族で片づく家づくりのヒントがたくさん詰め込まれています。
第3章までは片づけられない理由や、片づけられない家の共通点が著者がこれまでSNSやセミナーでアンケートを取ったりした事実を元に、説明されています。
第4章からは、著者や著者の知人の方々が、それぞれのご自宅で実践している片付けの例が紹介されています。
最後に第6章で、家族で片づけに取り組むことの意識づくりの重要性や、家族全員で片づけを行えるようにするためのポイントが説明されて本書は終わります。
具体例が多く、真似して実践することができるような内容になっています。
家の片付けは誰もが一度は悩むことだと思います。実践方法だけでなく、同居人と家族単位でどのように取り組めばよいかの意識の部分まで言及されている本は初めてです。
是非ご一読ください。
それでは。
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