![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90818378/rectangle_large_type_2_a3bf0d693e845486da2933043475fbc4.jpeg?width=800)
近距離でもみせてくるタの集積【ユ・スンホ】
遠景では山水画のこの絵画。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90819377/picture_pc_f084a9e1e3ee71e5e5e9e161e73c6893.jpg?width=1200)
近景だと文字の集積であることがわかる
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90819408/picture_pc_e41391d1527aa8d65083f34ca3d21358.jpg?width=1200)
原型は「多」、らしい
明らかに「夕(ゆう)」「タ(た)」じゃない?
文字を重ねて図案化することは結構見られる手法。
しかしこんなにも狂気的な量をこの密度で描けるのはなかなかない。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90819446/picture_pc_76af9bab5d1c35f5c3164c421b9b4863.jpg?width=1200)
「テキスト・ペインティング」として文字の意味合いも絵画に足されていく。
山水画は中国の風景画と捉えられるが、実物を描くものというより理想郷や美しい山々や水の流れを表現した高い精神性を求めたもの、という立ち位置もある。
この文字の構成に気づいたとき、形式美があるような山水画に多様性の「多」を重ねているのか、と思ってしまった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?