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1年に1度、子供の成長記録を絵本仕立てに残す

1年に1,2冊のアルバムづくり


毎日のようにスマホで撮影する写真の数々。
その多くは子供の成長記録。
そのほか、訪れた場所や、印象的な出来事のこと。

動画を除いても、
写真だけでその数は数千万単位になります。
毎日平均10枚位撮影している感じでしょうか。

私は、1年に1冊、イベントが多く写真が選びきれない時は上下巻の2冊、
子どもの成長記録をアルバムにして、
遠方に住む両方の両親に送っています。

撮りっぱなしの大量のデータより、厳選した印刷物に

データは、時にハードディスクの破損やデータの誤消去で消えてしまうことがあります。
紙に焼いておけば、それ自体をなくさない限り、手元に残ります。
両方の両親のもとへ送っているアルバムと合わせると、
3つの複製があるので、万一どこかの家でなくしてしまっても、
なんとかなる。

フォトブックの作成法

私が利用しているのは、「しまうまプリント」のA5サイズのフォトブック。
最大で144ページのものを選びます。
1ページに1枚~4枚レイアウトができ、1枚のレイアウトではキャプションを入れて絵本仕立てにすることもできます。
1冊につき、目安として140~200枚の写真をセレクトするのですが、
今年の母数は約2000枚。

上下巻の2冊に分けることにして、
2000枚の候補から、約300枚をセレクト。
この作業が途方もないのです。

選んだ画像をアップロードして、
レイアウト調整、キャプション挿入、
表紙の色やフォントを選んで注文。
基本のフレームワークは用意されているものの、
本を作る工程と同じです。

私は1冊のアルバムを作るにだいたい実働2,3日かかります……
毎年、もう今年でやめようかな、と思いながら、
息子が生まれてから6年間、作り続けています。

喜んでくれる両親のために、作りつづける

子どもの成長記録は、
・家族内の写真共有アプリ
・インスタ
・ライン
などで両親にはデータ共有しています。

でも、データは一度見ると、その先からこぼれるように
流れてしまうような感覚があります。

先日、3,4年ぶりに夫の両親の家に行き、
孫である私の息子と対面しました。
コロナ渦と遠方に住んでいることから、
なかなか行けなかったのですが、ようやく会いに行くことができました。

家の中にはいると、義父の机の上には、
私が作成した息子のフォトアルバムがずらり、並んでいます。
しかも、ぼろぼろになるほどめくってくれたことがわかります。
「いつも見てんねん」
と、遠方から成長の様子を楽しみにしてくれていたことに、
なかなか連れてこれなかったことの申し訳なさと、
繰り返し見守ってくれていることに感謝の気持ちがこみあげてきます。

フォトアルバムは、作り続けようー
そう決心しました。

子供に伝えるため、残す


子供の記憶もおぼろげです。
大人は覚えて当然と思うことでも、
子供に聞くと1年前の事柄や繰り返し会った人も忘れてしまっているのです。
子供も自分の赤ちゃんの頃からのアルバムを時々ひとりでぱらぱらとめくってみたり、
「今日はこれ読んで」
と絵本と同じように読み聞かせをリクエストすることもあります。

何を思っているのかわかりませんが、
そのようにして、自分自身の記憶・記録に触れています。

この子が大人になったら、
このアルバムをまだ見返すことがあるだろうか。
ないかもしれない。
でも、思い出したように、見るかもしれない。

親はいつまでも、子どもと一緒にいることはできません。
だからこそ、自己満足と思われようと、
どれだけ子供を愛しんできたか、
親からみた視線を残しておきたい、と今は考えています。



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