見出し画像

動物をリスペクト | 赤丸天の「My Canada」

前回書いた「クマからレッスンを受けた」ことがきっかけで、「人間があらゆる生物のトップの座にあって動物は二次的な存在である」という考えが全くの誤解であると思うようになった。

そして、それが、すなわち「動物をリスペクトすることなのだ」と判った。

それまでは、英語で頻繁に❝Respect Animals❞と聞いてもピンとこず、言葉の意味はわかっても真意は理解できていなかったのだ。


野生の動物だけなくペットの動物も同じだ。

人間の所有物と思われがちなペットの犬も猫も、この世の摂理のもとに人間と一緒に生きているのだからリスペクトに値する。

人間も動物も同一線上にある存在であると考えると、植物も自然も同じ存在であることが判って、❝Respect Nature❞や❝Respect the Environment❞という言葉の意味も判ってきた。

ちなみにカナディアンロッキーの黄金律(ゴールデンルール)は、「小石一つ動かさず、あるがままの自然をあるがままに残しておく」ことだと聞いた。

自然をリスペクトすることで知られるカナダ人らしいルールだ。


もしカナディアンロッキーがカナダ以外の国にあったとしたら、どうなっていただろう?

国によっては、澄み切った湖を一望する高台にレストランやギフトショップを建てることすらあるのではないか。

そうなれば、空き缶やタバコの吸い殻が散乱することにもなるだろう。

幸いなことにカナディアンロッキーはカナダにあり、世界各国から訪れる観光客も、ゴミ一つ落としていかないカナダ人の自然保護精神をリスペクトして協力してくれている。

Ten Akamaru(赤丸天)

1970年代にカナダはトロントの現OCAD Universityに留学し、1980年代にカナダで起業。その後カナダ市民権を取得しバンクーバーに生活拠点を置く赤丸が、枠にとらわれずに現在と過去の出来事や日常を綴るコラム。カナダと日本の比較、カナダの特色および文化、社会や考え方など、長年暮らす❝My Canada❞を描写します。