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生きがい(ikigai)から考える天職と絶対に意識すべきこと

こんにちは、さやです。

いろんな動画や書籍、SNSなどを見ていると、最近のミレニアム世代(またはY世代:概ね1980年代から1990年代中期生まれ)は、「天職迷子」が多い傾向にあるようです。

・自分に本当に向いている仕事はなんだろう
・心から好きなこと、得意なことで生きていきたい

そんな願望を強く抱き、「今の仕事は自分にとってベストではない」「もっと別の何かがあるはず」と悩み続ける。

私も含め、ミレニアム世代によく見られる傾向といえます。

そんな天職迷子をテーマにしたともいえる動画を見つけました。

好きを仕事にいたい!
自分に向ている仕事は何?
天職ってあるの?

考えても、なかなか答えがでてこない。
漠然とした不安や焦燥感だけがある。

結構つらい状態ですよね。

今日は、そんな天職迷子真っ盛りだった私が、「あ、もしかしてコレじゃない?」と思える仕事に出会えた具体的な方法を、私の経験をベースにご紹介します。

同時に、コレだけは注意してほしいと思う天職迷子向けのアドバイスも、最後に少し記載しました。

同じように天職迷子になっている方、好きや得意を仕事にしたいと願っている方にとって、1つの参考になればうれしいです。


「生きがい」から仕事を考えてみる

天職を考えるうえで1つの指針になるのが、日本語の「生きがい(Ikigai)」という考え方です。

「Ikigai」は、「Ikigai: The Japanese Secret to a Long and Happy Life」という本の中で語られた、「日本人が持つ生きがいの感覚」です。

「生きがい」は、「好きなこと」「世界が求めていること」「稼げること」「得意なこと」の4つの要素によって構成されている、という考え方。

この考え方を示す「生きがいチャート」が、いっときすごくブームになりましたよね。

出典:Coaching Labo LIBERTE『「やりたいことが分からない問題」はIkigaiチャートで説明できるかもしれない』

最近になってメンタリストDaiGoさんの動画で再びこのチャートに出会い、改めて自分自身について考えてみました。

▼生きがいチャートの部分は無料で見れます!

ステップは簡単。

①「好きなこと」「世界が求めていること」「稼げること」「得意なこと」の4要素について書き出す。
②書き出した内容について、共通する部分を書き出す。
③すべてに共通するもの=生きがいを探す。
➃すべてに共通するものがない場合は、「どうなればすべての要素を満たせるか?」を考える。

そうして完成した私の生きがいチャートがこちらです。

出典: ねこひげ先生『生きがい(ikigai)チャートの解説』の図がかわいかったので拝借しました

以前やってみたときは、うまく埋められなかった生きがいチャート。

しかし、自分が納得できる仕事探しにしばらく奔走し、行動しまくった今やってみると、意外にもするすると各項目を埋めることができます

その結果、私の生きがいは現時点で以下3つにまで集約されました。

・学びを試行錯誤すること
・文章で発信すること
・人生やキャリアのサポートをすること

個人的には、ものすごくしっくりくる内容にまとまりました。

私はこれまでの人生を通じて、「誰かの人生について話を聞くこと」がすごく好きだと実感しています。

ドキュメンタリーを観たり、本を読んだり、話を聞いたり。

介護の仕事をしていた頃は、高齢者の方から戦時中の生活や高度経済成長期の日本の生活について、話を聞くのが大好きでした。

キャリアの軸足を人事に移してからは、採用を通じて多くの求職者の方の人生に触れることができたし、社員の方の面談を通じて、みなさんの悩みや働きがいについて、教えていただくこともありました。

そんな私ができることは、人生やキャリアのサポートではないか。

そして、自分自身も生き方を試行錯誤して、そこから得た何かを発信し続けることではないか。

そんなふうに思えるようになったのです。

生きがいチャートに書き込む内容は、本当に十人十色。

そんなそれぞれの人生に、特にキャリアという観点から寄り添うことができたら。

そして、それを仕事にできたら。

これは、私にとって「楽しくて」「得意で」、「世間から必要とされて」「お金ももらえる」

まさに「生きがい」であり、「天職」になりうるのでは?と思えるようになったのです。

とにかく試行錯誤&行動

こんなにスラスラと生きがいチャートを書けるようになったのは、ひとえに試行錯誤し続け、行動し続けた結果だと思います。

自分が得意なこと、やりたいこと、求められること…

フリーランスになって働き方をデザインできるようになったことで、自分のキャリアについて考える機会が格段と増えました。

「こんなことをしたら楽しいんじゃないか」「役に立てるんじゃないか」という仮説を立てて、実行して、振り返る。

そんな繰り返しを続けた先に、やっと少しだけ、「生きがい」が見えてきたように思います。

特に象徴的だったのは、ココナラで始めた「転職サポート」のサービスでした。

▼こんなサポートを始めています

人事マネージャーとして採用活動をしたり、人事コンサルの会社で働いた経験をもとに、個人の方のキャリア支援をするサービスです。

元同僚に指摘してもらった特技である「オンライン寄り添い力」も生かせる仕事。

実際にスタートしてみて、まだまだ本業の稼ぎには遠く及ばないものの、「これで生活していけるなら本当に楽しい!」と思える活動になってきています。

この活動をキャリアの軸にしていけたら。

今はそんな気持ちになっています。

本当の「天職」にするために大事なこと

オンラインでの個人のキャリアサポートが、私の天職かもしれない。

そんな大きな方向性が見えてきた今、私はコレを本当の天職に育てていくべく、あらめて生きがいチャートを再び活用しています。

生きがいチャートは「生きがい探し」に使える便利なツールです。

でももっと応用すれば、「見つけた生きがいを強化していく」ことにも使えると気付いたからです。

つまり。
生きがいチャートの4要素を、さらに高めていく工夫をするのです。

私が実際にやったこと、これから取り掛かることは、こんな感じです。

【「自分が楽しいこと」を強化する】
・カナダと時差のせいで深夜作業になるのは辛い
 →時差があること、対応時間に制限があることを明記
  了承いただける方にのみ購入してもらう
・たくさんの人に出会いたい
 →まずはココナラの最低単価から始める
 →サポート期間は原則1週間にする

【「自分が得意なこと」を強化する】
・これまでのキャリアで力になれる人に絞る

 →まずは同世代の女性に絞って提供を始める
・自分自身の試行錯誤で得た経験を生かす
 →インプットで得た知識を有効にサービスに生かす
・キャリアの専門家としてサポートする
 →国家資格キャリアコンサルタントになる(予定)

【「世間が必要とすること」を強化する】
・転職慣れしていない人の不安を減らす
 →採用責任者の観点からサポートする
・転職活動を進めるにつれて新しい不安が生まれる
 →1週間チャットで相談し放題にする
・あらゆる業界・職種の方が相談に来られる
 →企業の採用支援の業務委託案件を受注して、
  あらゆる業界の採用事情に詳しくなる
・転職ではなく独立を目指す方もいる
 →自身のフリーランス独立経験を生かしてサポートする

【世間から金銭がもらえること】
・人生が好転するものにはお金を払える

 →転職アドバイスだけでなく、キャリアに対する考え方もサポートする
・他にないサービスで価値があればお金を払える
 →元採用責任者&人事コンサル出身の実績をアピールする
 →良い評判をいただけるように居心地の良い場を提供する
 →良い評判をいただけるように専門的な視点でアドバイスする
・メインの仕事にできるくらいの収益源にする
 →サポート実績が積み重なったらサービス内容&単価を上げる

ここまですれば、「天職」と呼べるのではないかと思っています。

そう考えると、天職はただ待っているだけでは降ってこないものと実感できます。

自分から天職を見つけに行くこと。
そして、「コレかな?」と思ったものを、天職に育て上げていく

そんな努力が必要なのだろうと思います。

育て上げていく過程でもっと良いものが見つかったり、「思っていたのと違う!」と気づくかもしれません。

そしたらまた、天職っぽいモノの種を育てていけば良いのだと思います。

注意したいこと

最後に敢えて、触れておきたいことがあります。

それは、「好きなこと・得意なことを仕事にしよう!」という思考が強すぎると、迷子をこじらせてしまうかもしれない、ということです。

生きがいチャートにもあるように、「ただ自分が好きで得意なこと」は、自分が楽しめる「情熱」でしかありません。

生きがいとするなら(特に「天職」という視点で考えるなら)、世間から見た「必要なこと」「金銭になること」という視点を絶対に忘れてはいけないのです。

これをないがしろにして天職を探しても、それは仕事にはなりえません。

毎日楽しそうに見えるYouTuberさんだって、実際は視聴者さんが求めるモノを必死に探究し続けているはずです。

そういう、実際に行動を起こしてくれる他者の視点を、絶対に忘れてはいけないのだと思います。

それから。

自分の「好き」や「得意」には、必ずもっと上手な人がいます。私よりキャリア支援の実績がある人なんて五万といるのと同じです。

そんな中でもビジネスにしていくには、あるいは社員として活躍していくためには、自分のポジションを良く見極める必要があります。

このあたりの話は長くなってしまうのでまた別の機会にしますが、以下の本がとても参考になるので紹介させていただきます。

浮かれずに。
着実に。

自分の生きがいや天職と、正面から向き合っていきたいですね。

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