中2電気分野で回路カードを使う
電気の分野は、手元で作業させながら、その回路が正しいかを判断する必要がある。
班で回路を組んだのち、自分で回路を組ませるのに有効だったのが回路カードである。
(本家?は、兵庫の森本先生の実践)
回路カードを簡単に説明すると、銅テープを貼ったカード(B5やA5サイズ)の上に、電気部品などをクリップや磁石で貼り付けて回路を作るというもの。
ブレッドボードよりも、回路の様子が見やすく、素早く回路を作らせることができる。
この電気部品を磁石でくっつけるようにし、回路図を紙に印刷した後、それをラミネートし、その上に銅テープで貼り付け、それをホワイトボードに乗せる。
これに電気部品を乗せて貼り付けて回路がつくれるようにする。
黒板に貼り付けられるタイプのホワイトボードを使えば、回路を黒板に貼ることができる。
生徒の作品を前に貼り付けることもできるし、教師が演示でも使える。
電流計や電圧計は、読み取りのためにアナログを使うのも良いが、デジタルの小型クリップ式のオートレンジの電流計や電圧計を使うと、スムーズに実験が行うことができる。
また、オートレンジのテスターを使うのもよい。
アナログの電圧計や電流計を黒板上で見せるには、
L字型のブックスタンドを使う。そこにネオジム磁石を接着剤でくっつけて、黒板に貼り付け、これに乗せる。
これをカメラでリアルタイムで写して、計測の値をテレビで掲示する。
このような工夫をすることで、スムーズにわかりやすくオームの法則の実験を行うことができる。
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