見出し画像

振る舞いに迷う

今日と明日は、次世代脳プロジェクト冬のシンポジウムに参加です。

新学術領域という科研費を獲得している脳関連のプロジェクトの集まりです。初めての参加です。結構前から「次世代脳で見かけないですね?」と言われることもありましたが、縁がなかったのと、積極的には参加してこなかったのです。基本的には偉い先生方の集まりですから、ちょっと、怖くて...

今年は、僕が参加させてもらっているプロジェクトと、結構長い付き合いになる共同研究者が何人か所属しているプロジェクトの合同シンポジウムを組むことになり、御下命(?)を受けて、企画しました。内容としては、昨年の春に行った以下の集まりの延長です。

今回は「次世代の音声コミュニケーション研究に向けた議論 -(第2回USVs研究会)」というタイトルにしてみました。

初日

僕らが行うシンポジウムは明日なので、今日は他のシンポジウムを拝聴しました。午前はかなり上のお方のパネルディスカッションです。こんなに業績のある先生方でも獲得が難しい科研費なんて「すごい世界だな」と思うと同時に、制度のこと、研究へのパッション、これくらい歴戦の方々が集まってるからこその発言や表現を聞くことができたな、と思いました。僕もこういうことを目指さなければ、と思う反面、ちょっとキツい感じもあるので、静かにほっこり研究をしていたいかも、など、アンビバレンツな思い。

シンポジウムのあとは、ポスターセッションです。若手の発表が多く、夜にはその中から若手優秀発表賞も何名かに授与されます。僕が予め調べてぜひ見たいと思うポスターが何台かありました。まずは知人に挨拶。ポスターを拝見して、お話。その後、会場が暑かったり、僕が見たい発表のポスターが人が多くてbusyだったので、共同研究者の先生と廊下でお話しなどしました。

あ、先日購入したネズミの焼き物もお2人の先生に差し上げました。どちらも仙台の先生。

しばらくして、1つのポスターを拝聴。共著者の名前に、博士をとったラボの後輩の名前がありました。そういえばその後輩から「こんな研究の相談を受けたことがあったな」と思い出しました。この院生さんの研究だったのか。その後輩は、僕の博士課程の3年間隣の席で、とても僕の世話をしてくれました。その院生さんの発表を聞いて、思いつく限りの suggestion を述べてきました。この先もどこかでお会いする予感。

もう1題、かなり僕と近い興味の研究で、チャレンジしている技術も僕がやりたいことに近い方の発表を聞きました。なんとその方、僕のことを知っていてwelcomeな感じで説明してくれました。2017年に僕がシンポジウム企画(僕自身の発表はナシ)で参加した学会で学部生のときに発表しておられたそうで、その発表を僕が聞いていたそうです。全く思い出せません。大変失礼なことをしましたが、あの頃の僕の頭はおかしかった記憶。当時、僕もよく知っているラボで卒論の研究をされていて、院で同じ大学のなかで専攻を移られたとのこと。大変良い研究をしておられました。この先もどこかでお会いする予感。

この先もどこかでお会いする予感のかんのは、しかし、お2人ともひと回り以上年下なわけで、だがしかし、かなり優秀で、なんというか、若輩者ながら、順調に歳をとっているのだな、と感じたのであった。

その後、明日のシンポジウムを一緒に行う共同研究者と打ち合わせがてらお昼です。あーでもない、こーでもないと、話しました。別れた後、僕は喫茶店で大学のお仕事をいくつか。会場に戻って、夕方のセッションを見ました。

うーん、想像以上に、お静かで、荘厳な感じ。明日の僕ら、大丈夫だろうか。アンパイな感じでお静かに取り仕切るか、それとも、やりたい放題自由にやるか。振る舞いに迷います。とはいえ、まぁ、後者の姿勢であるということは、間違えないし、いつだってそうなのですが。僕の場合...

若手優秀発表の後に、学士会館で懇親会。良い建物です。僕が参加している領域の代表に「明日、すべったらごめん」という趣旨のお話しをするも、基本的には若手に任せるという方針のご様子。メールで、共同主催の領域の代表の先生からも、同様の旨をやんわり伝えるメールが届きました。

懇親会の後は、外で飲んでいた方々と合流。楽しくお話しして、ホテルに戻りました。多少、僕にしては飲み過ぎです。

さて、明日、どうしましょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?