見出し画像

宮崎県で発生した地震と今後の備えについて考えます。

2024年8月8日16時42分頃、宮崎県日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生しました。この地震では、宮崎県の日南市で最大震度6弱が観測され、広範囲で強い揺れが感じられました。震源の深さは約30キロメートルで、日南市を中心に大きな被害が報告されています。また、この地震に伴い、津波注意報が発表され、一部の沿岸地域では津波の発生が確認されましたが、大きな津波は発生しませんでした。

南海トラフ地震臨時情報の発令

今回の地震を受け、気象庁は南海トラフ地震に関する臨時情報として「巨大地震注意」を発令しました。これは、南海トラフで大規模な地震が発生する可能性が高まったことを示すもので、過去の事例では、大地震発生後に同程度の地震が発生する割合が1~2割とされています。特に今後2~3日程度は、規模の大きな地震が再び発生する可能性があるため、注意が必要です。

震度の予測の確認

南海トラフの影響で大地震が発生すると、四国全域で強い揺れが予想されています。私の実家は愛媛にあり、築20年を超える家屋が無事で済むかどうか非常に不安です。南海トラフ地震が発生した場合、震度7の揺れが広範囲で予想されており、特に静岡県や高知県においてその影響は甚大になる可能性がありすます。古い家屋や耐震性の低い建物では、地震による倒壊のリスクが高まりますので、地震が起きた時のための対策をしっかりとしておきましょう。

震度とマグニチュードの違い

地震の規模や揺れの強さを理解する上で、よく使われる指標として「震度」と「マグニチュード」がありますが、それぞれ異なる意味を持っています。

震度は、地震によって生じた揺れの強さを示す指標で、日本では震度0から震度7までの段階があります。震度0はほとんど揺れを感じない状況を表し、震度7は非常に強い揺れを示します。震度7は最も強い揺れを表しており、それ以上の揺れが発生しても、全て「震度7」として表現されます。震度は、地震の揺れが観測された地点ごとに異なるため、同じ地震でも震源地から離れた場所では震度が低くなることがあります。

一方、マグニチュードは、地震そのもののエネルギーの大きさを示す指標です。マグニチュードは、地震の規模を定量的に表し、1単位増えるごとにエネルギーが約32倍に増加します。例えば、マグニチュード6.0の地震とマグニチュード7.0の地震では、後者の方が約32倍強いエネルギーを持っています。

今回の宮崎県日向灘の地震では、マグニチュード7.1が記録され、非常に大きな地震であったことがわかります。震源に近い日南市では震度6弱が観測され、多くの人々が強い揺れを感じました。

今後の備えと防災への心構え

今回の地震と南海トラフ地震臨時情報を受け、私たちは今後の地震に対する備えを強化する必要があります。避難経路の確認や防災グッズを詰めたバッグの準備、家屋の耐震補強や家具の固定などを再度見直し、地震が発生した際に迅速に対応できるようにしておくことが重要です。

防災グッズの備えとして重要な食料についてはおよそ1週間凌げる量が目安とされており、今回の地震を受けて買い占めなどはしないように政府は呼びかけています。
また、食料以外にも携帯電話を充電できるようにモバイルバッテリーも用意しておく必要があります。
すでに準備されている場合でも定期的に中身を見直したり点検するなどして、いざという時にしっかりと活用できるように備えておきましょう。

最後に、被害に遭われた皆様の一日も早い復旧をお祈り申し上げます。地震への不安が続く中、冷静に行動し、日頃からの備えを徹底することで、少しでも被害を減らせるよう努めましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?