林 ユミ

イラストレーター。著書『吾輩は認知症ねこである/小学館』晩年、ねこの認知症になったボン…

林 ユミ

イラストレーター。著書『吾輩は認知症ねこである/小学館』晩年、ねこの認知症になったボンとわたしのてんやわんやコミックエッセイ。絵を担当『よのなかルールブック/日本図書センター』『赤ちゃんはどこからくるの? のじまなみ著/幻冬舎』『こどもテツガク 小川仁志著/主婦の友社 』など。

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かみはのびるモノ

    • 222でにゃーにゃーにゃーですわね

      こんばんは。 イラストレーターの林です。 2月22日は、ねこの日。 忘れていましたわ♡

      • 感想文|落語『幽霊の辻』〜今は悲しみの果てより感想文の果てを知りたい

        こんばんは。 エレカシも落語も好きなイラストレーターの林です。 ということで、ピロン♪ この数ヶ月、ヘビーローテーションで聴いているお耳のおとも、落語家・桂二葉(かつらによう)さんの『幽霊の辻』は、ここでいっ時、静寂。シンと時が止まる。茶店(ちゃみせ)のおばあさんが先のセリフを言いながら、暮れていく日に手を合わせるだけの場面で、話の本筋とはさほど関係ない。概ね関係ない。ないのだけれど二葉さんの『幽霊の辻』は、この場面が印象的に丁寧で、会場のお客さんごとシンと静かになる

        • そりゃ、こーなる。

          こんにちは。 イラストレーターの林です。 これ、かなり脳内バグります。 へへっ・汗。 お立ち寄りいただき、ありがとうございます。感謝。

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        • おしごと@ハヤシ
          11本

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          妖精は無機質にリズムを刻む。そして、わたしは人生をふりかえる。

          こんちは。イラストレーターの林です。 痛みには強いタイプ(鈍感ともいう)なのですが、これにはやられた。 とにかくね、とにかく しみじみ。しみじみ痛い。 無表情な妖精たちが布団針を手に無機質なリズムを刻む、刻む、刻む。テクノだ。布団針でテクノ。彼らは自身の行為が、どんな痛みを生み出しているかなんて知らないの(妄想)。だって、無垢な妖精だから(妄想)。 おのずと痛部に手のひらを当てる。すこしホッ。手当ては偉大と急激に信じたい。 も少し強めに押し当てると、妖精たちの動きにわずか

          妖精は無機質にリズムを刻む。そして、わたしは人生をふりかえる。

          『山椒は小粒でもぴりりと辛い』・・・で、そっちの赤いのはどうだい?

          ヤムさん。ハイシニアのあれこれが、ひょっこり顔をのぞかせ始めた時分、毎度お馴染みかかりつけ獣医師P先生にご相談。数年前からサプリを飲んでいるのでございますが……。

          『山椒は小粒でもぴりりと辛い』・・・で、そっちの赤いのはどうだい?

          そしてわたしは、グラニュー糖を盛った。

           『あんたは・・・   人以外には、やさしいんやな』             〜by マチコ この日、そうわたしに言い放ったのは、わが母・マチコ(仮称)だ。1985年、21年ぶりに阪神タイガースは優勝し、カーネルサンダースのおじさんは道頓堀川にダイブした。わたしは思春期NOW ON SALE の真っ只中だった。 理想と現実。丁か半かの白黒思考。潔癖とルーズの二刀流。焦燥感につっつかれた挙句の出たとこ勝負は、とんちんかん。大人にうんざりし、大人に憧れ、総じてアンバランスなわ

          そしてわたしは、グラニュー糖を盛った。

          『ボーコーエンから見た景色』season1:奴のコードネームはT・H・S

          薄ぼんやりの春が明け、ようやっとの初夏です。ようこそ、コントラスト!といってる尻から、今日は大雨ざーざーぶり。いいんです。春が明けただけでいい。 こんにちは。イラストレーターの林です。 さて、前回・前々回と「ヤムが喰った喰わぬ」やら「ジミツウ関節痛」と、図らずも〝きょうの健康〟めいた話題つづきとなっておりますが、たまたまの方も再訪の方も、お立ち寄りいただきありがとうございます。 ささやかながらタイトル画像に、お礼の気持ちを込めました。 そして、こちら全体画像です ↓ ↓↓

          『ボーコーエンから見た景色』season1:奴のコードネームはT・H・S

          痛み 隠して 尻 隠さず

          走馬灯をみるまでに 自分に合った枕は、みつかるのでしょうか。 お立ち寄りいただき ありがとうございます。 イラストレーターの林です。 先日、柔軟成分ゼロの我が身を携え久方ぶりのマッサージに駆け込んだ。プロ渾身の手技も虚しく、掴みどころのない結果でタイムオーバー。いかにほぐれていないかを切々と語るプロの声を聴きながら、わたしは諦観の笠智衆の姿勢で出されたお茶をすすった。 いいのだよ。 ほぐれていなくたっていいのだよ。 我が身をプロに任せた既成事実に満たされ、家路に向

          痛み 隠して 尻 隠さず

          ネオフィリア ネオフォビア ヤッカイやん

          見上げる空に 揺れる あんパン 。 先日、起き抜けの頭にそんな残像が残っていたので、わたしの遅い初夢は、たぶん「パン食い競争」だったと思います。 こんにちは。イラストレーターの林です。お立ち寄りいただきありがとうございます。 さて、ヤムの〝食べそうなもの〟を目指してのトライアスロン。 前回の〝なんちゃってゴール〟からの再スタートだ。 中間地点だった〝鯛〟は、念のため常備。加えて、ぶり/サーモン/まぐろ/かつおと、その後もレースは迷走。 いかん、ヤムの体重も落ちてきた。

          ネオフィリア ネオフォビア ヤッカイやん

          変わり目に、鯛。

          さんくす 2022年。 はろー! 2023年。 てんやわんやの正月休み。ヤムともども〝のんびり in ほぼ自宅〟でやっております。 イラストレーターの林です。 ことしもどうぞ、よろしくお願いいたします。 ♪ はぴばーすでー ヤ〜ム〜 ハッピバ〜スデ〜 ヤーム〜 のっけから去年の話で恐れ入りますが、めでたいことなのでお目こぼしを〜。 先月12月23日、ヤムは21歳の誕生日を迎えた。めでたき ♡ ヤム・ボン兄弟は保護ねこなので、どんぴしゃでの生まれた日は、わからない。

          変わり目に、鯛。

          ごあいさつ〜問屋きびしく、わたしは〝はなうた〟を謳いそびれる〜

          はじめまして。イラストレーターの林ユミと申します。晩年、ねこの認知症になった〝ボン〟とわたしの、てんやわんやな日常をコミックエッセイにつづりました『吾輩は認知症ねこである』。小学館さんより発売中でございます。医療監修には、獣医行動診療科認定医の小澤真希子先生にご協力いただきました。小澤先生は高齢動物の認知機能不全、いわゆる認知症を診療するスーパーエキスパート獣医師さんなのです。心づよい。 ねこの認知症は、まだまだわかっていないことが多く、高齢の家族ねこの行動の変化が〝老化〟

          ごあいさつ〜問屋きびしく、わたしは〝はなうた〟を謳いそびれる〜