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Mayankさんに聞いた! 日本とインドの仕事観の違い

 本日はインド出身のMayank Pandeyさんへインタビューしてきました!

 マヤンクさんを取材させていただいてまず驚いたのが彼の日本語の上手さ

 関西在住ということもあって、時々関西弁をも織り交ぜながら話してくれました。今ではとても流暢な日本語(関西弁)を話すマヤンクさんですが5年前の来日当初は日本語は全く分からなかったそうです。

 そんなマヤンクさん自身の日本語学習方法からインドと日本の仕事に関する違いまで聞いてきました。

〇まず初めにマヤンクさんのプロフィール

プロフィールインタビューした人:Mayank Pandey (マヤンク)さん

・インド北部Uttarakhand出身

・5年前に来日

・現在は日本の某人材派遣会社にてフルタイム勤務

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【日本語はどうやって勉強されたのですか】


 マヤンクさんが5年でこれほどの日本語力をつけられたのには、もちろん彼が努力家ということが一番の理由ではありますが、地域の日本語を教えてくれるボランティア団体に参加したことがとても大きかったそうです。

 そのひとつであるまなびと(https://manabitomanabi.com/)を通して、日本語の習得だけではなく、たくさんの仲間に出会えた、と語ってくれました。

↓まなびとに関してはこちらから


【日本に来て自分自身変化したと感じますか】


 インドにいた頃はシャイだったと振り返るマヤンクさん。

 しかし言葉も文化も全く異なり、知り合いもいない日本に来たことで人見知りをしなくなったと言います。「自分から行動しないと、、、」と待っているのではなくて自分から一歩踏みだすことの大切さをインタビューを通して彼からとても教えられました。

 自分からグループへ参加したり、初対面の方々に自分から話しかけに行く積極性がこれだけ早く日本語が流暢になった秘訣かもしれませんね。

【インドでは日本のような就職活動はありますか。】


 日本では多くの学生は就職活動を経験しますよね。そんな日本では当たり前となった”就活”ですが、インドの就活事情は全く違うようです。

 インドでは日本のように”みんなが一斉に就活をする”という文化はなく、実際の仕事に合わせて雇用していく、いわゆるジョブ型。就職時期もみんなバラバラだそうです。

【 インドではやはりIT関連に就く人が多いのでしょうか。】


 偏見かもしれませんが「インドの方はITに強い」というイメージを持たれている方は(筆者含め)少なくないのではないでしょうか。

 事実海外、特に英語圏に目を向けるとエンジニアとしてインド国外で就職しているインド人があまりにも多いことに気づきます。

 マヤンクさん曰く、「エンジニアになるための学習は昔、流行った」そう(笑)数年前まではインド国内では半数以上もの男子学生がエンジニアになるための学校に通っていたそうですが、それも一昔前の話だそう、、。

 日本ではエンジニアが不足していると言われていますよね。しかしながらインド国内ではエンジニアの数が増えすぎてしまい、今ではそれほど人気の職業ではないのだとか。

 では今はどんな職が人気なんですか?と聞くと「スタートアップや自分で何かビジネスをする人が多い」らしいです。

【仕事に対する意識の違いは感じますか。】


 インドで働いたことはなく、フルタイムで働くのは日本が初めてだというマヤンクさん。働いたことがないながらも、やはり、インドと比較してみると日本人の仕事に対する意識には、違いを感じるそうです。

 もちろん場合にはよりますが、「インドだとみんなもっとカジュアルに働く」とマヤンクさんは言います。日本人はまじめだとよく言われますもんね。しかしマヤンクさんは、その違いをもプラスにとらえていて、日本で働くことが楽しいとおっしゃっていました。

 今後はマヤンクさん自身も起業には興味があるようで「典型的なインド人や~」と笑っていたのがとても印象的でした。(笑)

 オンラインで画面越しながらも実際にお話しさせていただいて、とても穏やかな話し口調な方だなあという印象を受けました。勉強に、お仕事に奮闘されるマヤンクさんを今後も応援しています。