詳解Terraform 第3版 読書会を実施しました!
こんにちは、Webエンジニアのhayashidaです。
CAMPFIREでも利用しているTerraformについて学ぶ機会として、約4ヶ月の間を通して 詳解Terraform 第3版の社内読書会を実施してみました。
今回はその読書会について書かせていただきます。
読書会の立ち上げ
読書会自体のお話の前に、CAMPFIREにおけるTerraformの利用状況などを簡単に説明させていただきます。
CAMPFIREにおいては、SREチームでAWSリソースなどを基本的にTerraformで管理しています。SREチーム内で改善したい箇所もあると聞いていますが、しっかりInfrastructure as Codeの実現がなされている状態ではあると思います。
一方で、SREチーム以外のWebアプリケーション開発のエンジニアなどはほとんどTerraformを触る機会はなく、また読む機会自体もありません。
アプリケーション開発でインフラをほとんど気にせずに施策にむけた開発に注力できている一方で、実際に開発したアプリケーションが動いている環境を実現しているTerraformについて、ほとんどのアプリケーション開発のメンバーが知らない状況でもあります。
こうした状況では、事業施策に沿った開発等でインフラを意識した開発の必要が出たときに双方向の議論が難しくなります。こうした状況から、Webアプリケーション開発のエンジニアでも参加できる形でTerraformを学ぶ機会を作りたいと考えていました。
そんな中で、詳解Terraform 第3版が昨年11月発売されていました。
比較的新しいTerraformの情報が載っている点、AWSリソースをメインの題材としている点や、前半の導入〜後半の業務で利用することを見据えた内容まで含まれていたため、社内での、この書籍の読書会を実施を企画しました。
読書会の実施
読書会は毎週1章ずつ読み進める形式で実施しました。
今回の読書会では、輪読会形式ではなく、以下のルールで運用してみました。
基本的には事前に読んでくるとしたが、間に合わなかった場合はその場で読み進めるでも良い
読書会の場では、読んでみたうえで気になったこと、学びになったこと、疑問などを参加者同士で話してみる
上記の形にしたのは、読書会自体の時間的な制約でその場で読む時間を十分に取るのが難しかったのがあります。また、書籍の内容的に手を動かすことが、特に前半は重要で、読書会の限られた時間でその対応が難しかったのがあります。
この読書会の設計として、振り返ってみると毎週1章ずつというのが、手を動かす時間を含めると結構厳しい時間配分だったかなという反省があります…。
実際に開催した読書会では、SREチーム、Web開発のチームそれぞれから参加者が集まってくれました。結果として実務での状況や経験を交えた話や、CAMPFIREで利用している実際のコードを理解する機会も得ることができました。
このあたりは、未経験の参加者ばかりで集まっていると難しかった点で、経験者としてSREチームからも参加いただけたのが非常にありがたかったです。
また、前半の章を読み終えたタイミングで、社内で準備した検証用AWSアカウントを利用して実際にTerraformを実行してみる会を実施しました。実際に手を動かしてやってみると、詰まりポイントがあり、読むだけでは理解しきれない部分があるなと再認識する機会にもなりました。
ふりかえりを実施してみて
読書会で書籍を一通り読み終えた後、ふりかえりの実施をしました。
多くの参加者から、学びの機会や現在のCAMPFIREのTerraformの理解につながった点で良かったという声をもらいました。また、SREチームから、ベストプラクティス等を見返して、CAMPFIREのコードの課題洗い出しに繋げられたという声もいただきました。
一方で、ペース的についていけなかった参加者がいたり、業務活用につなげる動きが少なかったことが残念だったという声もありました。
また本筋とはズレますが、Web開発、SREチーム双方の交流の場としても機能していたというのもポジティブな意見としていただきました。
今後、読書会をやるうえでは、参加者の状況に合わせて書籍選定からペース配分の調整などもできるとよいかなと思いました。
おわりに
今回は、社内で実施した、詳解Terraform 第3版 読書会について書かせていただきました。
総括として、学びの機会の提供やCAMPFIREのTerraformに理解の促進になったことは良かったです。また、社内のエンジニアの勉強会カルチャーにも貢献できたかなと思っています。ひとまず読書会を最後までやりきれたので、その点も良かったかなと思います。
読書会としての反省点も多々ありますが、エンジニアチーム全体として、今後もスキルを磨きながら、クラウドファンディングを利用いただくユーザーの方々に貢献していきたいと思います。
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