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積丹町香美市姉妹都市20周年記念ビール 積丹町訪問記第1章

こんにちは! TOSACOの代表兼Note編集長の瀬戸口です。
今回は久しぶりに私からの投稿となります。
梅雨も明けてようやく夏本番!楽しみながらも夏バテなどには気を付けていきましょうね。なにより、TOSACOを飲んで暑さを乗り切っていきましょう!(笑)

さて、今回はお話をいただいてからかれこれ10か月以上、水面下で進めてきた新ビール企画、念願のお披露目。
特に香美市や近隣地域にお住いの皆さん、高知県香美市と北海道積丹町が姉妹都市の関係だということをご存じですか? 今回は香美市役所さんからのご依頼をいただいて造った姉妹都市締結20周年記念ビールのお話です。

💡TOSACO TAP STANDでは、このビールの販売開始を記念して8月1日~4日(木曜日~日曜日)「積丹ウィークエンド」と銘打ってイベントを開催します。この週は普段は飲めない現地のジンを飲めたり、振る舞い酒などの企画も準備しておりますので、ふるってご参加ください!
*詳細はインスタグラムなどSNSにて今後お知らせしていきます^^


◉香美市と積丹町の交流のきっかけ

香美市と積丹町の交流のきっかけは、北海道の一大イベント「よさこいソーラン祭り」。実は積丹町はソーラン節発祥の地なのです!

そのソーラン節のルーツをたどっていた初代よさこいソーラン祭り実行委員会の長谷川岳さんらが積丹町へ訪問し、その年開催された第1回よさこいソーラン祭りに参加。その後、高知市の本家「よさこい祭り」へ参加する学生実行委員会に積丹町の職員2名が同行して香美市土佐山田町へ訪問したのがご縁の始まりとのこと。
今も「よさこいソーラン祭り」には積丹町と香美市の混成チーム「ヤーレンソーラン積丹町&香美市」が出場しています。

※お写真は香美市さまよりご提供いただきました。

また、香美市でも、今年は8月3日(土曜日)に、鏡野中学校前グランドで開催される「土佐山田祭り」に積丹町から3名の踊り子が加わった混成チームの踊りを観覧できます。こちらも必見ですよ!

香美市観光協会さまHPより/URL:http://www.kigenhaeikayo.com/page/00000064.htm

◉出張TOSACO!積丹スピリット(蒸留所) さんへ訪問

ところで、実は私瀬戸口も、ちょうど北海道への出張が重なり、6月ひとりで足を伸ばし積丹町に訪問してまいりました!
ご訪問先は株式会社積丹スピリット。こちらは積丹半島のボタニカル素材を使ってジンを造る蒸留所です。

積丹スピリットさんは2018年創業。高知県同様の課題でもありますが一次産業の衰退、漁師の高齢化などによる産業の空洞化は厳しく、それを防ぐ町の施策とも連携する形で、4年ほどの準備期間をつかって、ジン事業に関する事業性評価を実施しました。お話をうかがっていてこれは凄いな~と思ったのですが、積丹半島の植生を植物学者と一緒になって採取・検証し、ジン開発の原料となりうるボタニカルハーブの研究を十分にされてから、2020年にジン蒸留を開始しました。

ビールは醸造酒、ジンは蒸留酒ですが、これまで蒸留酒の話をそれほど深く調べたことがなかったこともあり、どうしても好奇心がめちゃくちゃ刺激され、結構な長い時間お邪魔してしまいました。(お教えいただいた少しマニアックな話も含めて来週の記事で紹介させていただきます)

株式会社積丹スピリットの取締役CDO(蒸留長)岩崎さん(右)と。

◉積丹町 という地域の特色と素材

話を戻すと、積丹半島は海、陸、山の距離が近く、それぞれの植生が狭い土地にギュッと詰まった場所だけに、豊富な種類のボタニカル素材がとれると岩崎さん。その点はTOSACOの地元高知でも似たところがありますが、北国と南国で気候はまったくの別物。一方で今回の企画では生まれも育ちも異なる、それぞれの地の代表選手たちがお酒のなかでコラボレーションするというのがなんとも面白い!!

※左から順に紹介していきます。
<北海道積丹町代表>
アカエゾマツ:柑橘のような甘い香り。アイヌの人々は「森の女神」と呼んだとか。
和製ホップ:ビールで使用される西洋カラハナソウの近縁種。同様のホップアロマ。開拓使がサッポロビールを作ったのもこの植物を目にしたからだとか。
コモンタイム:スッキリとした目覚めを促すような香り

<高知県香美市代表>

榧(かや)の実:TOSACO榧の森ヘイジーでも使用。とっても大切にしている素材です。
ゆず:TOSACOゆずペールエールでも使用。玉ゆず出荷量でNo.1。香美市といえば欠かせない素材ですよね。
生姜:香美市の代表素材ですが、入れすぎると効きすぎるので少量!

◉姉妹都市としての絆。積丹町×TOSACOのコラボ実現!

コラボレーションをとおして唯一無二の味を追求するTOSACOですが、今回は初めて県外の、それも北海道積丹町の素材とのコラボが実現し、とっても楽しませていただきました。それもこれも両市/町の先人たちが、物理的な距離を超えて交流した礎があったからこそと思うと、とってもありがたい、時を超えた、過去からの贈り物だと感じています。
そういったことも含めて見過ごしがちな地域資源であり、宝物ですよね!

◉次回予告

今回も長文となりましたが、読んでいただきありがとうございました。
文中にも記載しましたが、次週はもう少しマニアックな、ジン造りの話も含めた積丹スピリットさんとの交流の記録をシェアする予定です。
今回も読んでいただき、ありがとさこです!!

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