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食べるアート スイーツ界のイノベーション

たまたま平日が休みになったので、いつか行ってみたかったL’atelier à ma façonへ。
平日でも行列なのかと思って覚悟して行ったけど、午前中だったからか幸いにも並ばずに入店できた。

アンティークテイストの店内に入ると、ふわっといい香りがして、最初に目に入るのは美味しそうな焼き菓子。この時点ですでに天国感がすごい。

メニューは文字しか書いてないので、どんなものかが全く想像できず、店員さんと相談しながらブラックチェリーとピスタチオのパフェに決定。

めちゃくちゃ美しくないですか⁈
食べるのがもったいないとはこのことか、といろんな角度から凝視。

さっそくスプーンを入れると、これがまた最高においしい!
まずトッピングのマンゴーの濃厚な甘さが口に広がり、ブラックチェリーの酸味に、アールグレイのアイスの冷たさ、パイ生地のサクサク感が加わって、なんかもう口の中がすんごく贅沢なことに。

甘味酸味香りだけじゃなく、食感と温度も楽しめる重なり系パフェ、ほんと最高です。

そしてまたこれに合わせて選んでいただいたアイスティが夏っぽさもありつつ、香り高くて、ちょっと渋みもあって幸せ倍増。

アートって作り手が伝えたい世界観を高い次元で表現したものだと思うんだけど、まさにこのパフェは食べるアート!

3000円超えのパフェって思うとびっくりするけど、目でも舌でもこんなに楽しめる身近なアートだと思ったら、全然安い。

アサコイワヤナギのパフェ食べたときも思ったけど、食をアートにするっていう新しい軸、素敵すぎる。

パフェって前は「フルーツを味わうもの」だったと個人的には思うんだけど、アート系パフェが出てきたことで、店内からメニュー名や器、合わせるドリンクまで含めて、作り手の美意識を表現する総合芸術に昇華されたんだと思う。

大袈裟かもしれないけど、スイーツ界のイノベーションと言っていいんじゃないだろうか。

パフェを果物を楽しむものから、食べるアートとして感動を呼ぶものと提供価値を変えたことで、単価上がってお店も幸せ、あんな手の込んだ一皿が食べれてお客さんも幸せに。

あぁ、ほんと素敵なお店でした。ご馳走様でした!


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