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世界で一つの額縁を探し求めて

魂が宿る物を届けたい

カモコラージュを「額装販売」として立ち上げた際に、絵だけでなく全てにおいてこだわりました。

絵は末長く一緒に寄り添っていくもの。
お客様にお金を出して買っていただく以上、最高の物を届けたいと思いました。

私の人生において、物はなくてはならないものです。
インスピレーションを与えてくれたり、励ましてくれる相手でもあり、いつも物に元気とパワーをもらっています。物と対話をするのが大好きです。

なので、職人さんが一点一点作ったものと、量産で作られたものの区別は瞬時につきます。

カモコラージュで使用している木製額は、まさに自信を持っておすすめできる額です。

横浜に工房を構える、「FLANGE plywood(フランジプライウッド)」さん。


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合板を作り出すところから始まり、その合板で家具を作る会社です。
ちょうどカモコラージュの額縁を探していたところ、その個性と唯一無二なところに惚れました。
そして早速コンタクトを取り、工房まで頼み込みに。

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代表の上田さん、物腰が低くとてもシャイな方なのですが、色々とお話をさせていただいていると、合板に対する信念と熱い思いがふつふつと伝わってきました。

一般的に合板は安価なもので、デザイン性を軽視されるもの。

上田さんは、そんな合板をずっと「美しいもの」と感じていて、それを何とか伝えられないものかと思っていました。

そこで、色々と試行錯誤してできた商品たちがこちら。

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合板の断面を見事に家具に落とし込んでいます。

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小物たちも合板の味があります。

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まさに職人気質。こだわりがとにかくすごい。
合板の「美」と「個性」を見事に表現しています。

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工房もとにかく素敵です。
まさにセンスの塊のような場所。

一つ一つ手作りなので、大量生産はできません。
スピード主体となっている今、あるのが当たり前となっていますが、本来、物作りというのはそういうものなのだと思います。

手の込んだ物には魂が宿ります。
そして、作り手から離れた時に、魂のある物は一人歩きをしてくれるのです。

そこは送り手として最後まで責任を持つ部分だと思っています。

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