見出し画像

「人間は身体の数値だけが整えば”健康”というわけではない」分子栄養学認定カウンセラー 下地とわさんのコーチングを通じて願う「温かい」生き方

こんにちは。コミュニティ型コーチングスクールCAM Japanです。

受講者の方による最終プレゼンテーションのシェア、早いもので今回で第5回目となります。どのプレゼンも、素敵な1期生の方々の「生き方」や自身の「あり方」の再思考を通し、気づきを得、出会うことのできた大変貴重な宝物たちとなっております。そのため、どの話も非常に実りのある、充実した内容となっております。是非、まだお読みいただいていない方は今までの記事もあわせてご覧いただければと思います。​

第1期最終クラスでは、CAMでのコーチングの学びを通して得たこと、感じたこと、可能性などを受講者のみなさんそれぞれがプレゼンテーション形式で発表する。という場を設けさせていただきました。プレゼンのテーマとして、こちらの3つの問いに答えていただきました。

1. あなたにとってコーチングとは?

2. 学びを通してあなたのうちに起きた⼀番⼤きな気づきとは?

3. あなたの中のコーチングという「あり⽅」はこれから何を⽣み出しますか?

──────────

今回は分子栄養学認定カウンセラーとして活動する下地 とわさんのプレゼンテーションについてお届けしたいと思います。

「食の大切さ」を通じて見出した現在

まず、自己紹介します。下地 とわです。札幌市出身で、今は夫と娘との3人暮らしです。

14年ほど看護師をしていましたが、「食の大切さ」を知り、食に関する資格を取っていきました。今は、身体のことで「栄養の大切さ」を知ったため、分子栄養学認定カウンセラーとして活動しています。

1.あなたにとってコーチングとは?

目の前にいるその人とその人の可能性を信じて、「紐を解き」「提案し」「促す」役割を持つこと

私にとってのコーチングとは、目の前にいるその人と、その人の持つ可能性を信じて、今起きていることがその人にとってどのような可能性を持つのか。あるいは、その人にとってどのような希望に繋がるのか”一緒に”発見する存在。と考えます。

時には、こんがらがった紐を解くような手伝いであったり。時には、思い込んでいた側面を「別の側面もあるのでは?」と提案をする。また、新たな発見を促したりすることだと考えています。

2.学びを通してあなたのうちに起きた一番大きな気づきとは?

その人の中に答えがある

学びを通して起きた一番大きな気づき。それは、「答えを代わりに見つける」役割ではなく、「その人の中に答えがある」ということでした。

看護師の頃の疑問に、

「その人にとって良いこととはなんだろう?」

とか、「それはどんな状態・状況をいうのか」「何かを整えることだろうか?」「先に見つけて準備しておいてあげることだろうか?」といったものがありました。もちろん、時と場合によって今挙げたような働きが必要な場合もあります。しかし、多くの場合、「本人が自分で見つけた答え」がその人にとって一番安心・安全であり、希望に繋がっていた。ということに気付きました。さらに、これは共依存関係を作らずに良い関係を築けることにも気付くことができました。

「目の前にいる人はすでに答えを持っている」

ということ。その人の問いや、その問いの中から生まれてくる心の変化を共有させてもらいつつ、その人自身を信じていくことだと気付きました。

3.あなたの中のコーチングという「あり方」はこれから何を生み出しますか?

医学的・心理的サポートと共に考え方のブロックを外す

私は現在、分子栄養学認定カウンセラーとして活動しています。この「分子栄養学」とは、ビタミンや様々な栄養素など、特有の分子・構造を持つ物質を用いて、身体の中の分子構造を変化させたりすることで医学的な効果を得ることができるという、いわゆる方法論です。

私は医師ではないので診断や治療はできません。しかし、その方の今の状態や不調の要因を一緒に考える機会があり、日常生活の中のアドバイスや提案を主にしています。

人間は身体の数値が整えば「健康」というわけではありません。常に個人差・個体差を考えていく必要があります。つまり、心と身体は繋がっている。そして、考え方や捉え方に偏りがあると、どんなに栄養満点の生活をしていても、栄養の側面だけをサポートしても、「身体が消化吸収を行えない」ということが往々にして起こります。さらに言えば、身体が栄養素をブロックしてしまいます。その人の「性格だ」と思っていたことが、実は「血糖値が乱れたことによる症状だった…」ということも多いのです。

そのため、私が考えるコーチングというあり方は、

医学的・心理的サポートと共に、栄養面を整え、考え方のブロックを外すこと

そして、

その人本来の「心の底から本音で笑える」「生きられる」人や場を創るきっかけ

となるのではないかと考えています。

私はクライアントさんと共に、様々な問いを乗り越えるサポーターになりたい。さらに言えば、そういったあり方サポーターが増えていってほしいと思います。

目の前の人が「生きていること」を一緒に喜べる仲間が増えて、その温かさを次の人に渡していってほしいと思います。特に私が届けたい人は、子育て世代のお母さん子どもたち。今のご自身の身体の状況に不安疑問を持っている方や相談する人がおらず、スマホ片手に必死にSNSの中に答えを探したり自信を失っていたりする方。「いまさらこんなこと聞けない」と疑問を内に持ち続けている方々に届けたいと考えています。

さらに、性教育と同じように、身体のエネルギーの源があるということを知る機会を増やしていきたいと考えています。その方々が安心して、希望をもって生きられる社会を創りたいです。コーチングには、そんな可能性があると考えています。

──────────

14年間の看護師職務を経て、分子栄養学認定カウンセラーとして活動するようになったとわさん。そんなとわさんだからこそ、より感じた「心」「身体」の関係性。そして、その大切さ。だからこそ、より重く、重く感じるこの言葉。

人間は身体の数値が整えば「健康」というわけではありません。

とわさんの言う「心」と「身体」の関係性は皆さんの日常生活でも証明されることは多々あるかと思います。一番パッと思いつきやすいのは「緊張するとお腹がいたくなる」という、漫画では定番のこのシーン。これが証明してくれるように、やはり「心」と「身体」は繋がっているのです。だからこそ、いくら栄養を取っていてもだめなのです。「心」にも水をあげなければ枯れてしまうのです。

逆に言えば、「心」に水をやること。つまり、心理的不安や悩みを取り除いてあげることは、そのまま行動にも繋がるということです。コーチングというクライアントの中にある答えを一緒に探していく「あり方」は、そのままその人自身の「生き方」深化させることにも繋がっていくのです。そのためCAMでは、コーチングの技術はもちろんですが、それ以上にコーチとしての「あり方」も大切にしています。具体的には「内省」という行為が一つ挙げられるのですが、これは自身の「心の状態」を知るためのものです。これ以外にも様々な学びを、他の受講生との関わり合いの中で行っていきます。コーチになりたい方以外にも、自身の心の「あり方」を見つめたい人や「生き方」をアップデートさせたい人にも素敵な時間になることと思います。

この記事を読んでCAMやコーチングに興味を持っていただいた方は、第3期も募集を開始しておりますので、是非WEBサイトの方も覗いてみてください。


ここまでお読みいただきありがとうございます。

引き続き1期受講生の気づきをシェアして参りますので、コーチングの学びに興味のある方は是非フォローをしていただければと思います。

ではまた、次の記事でお会いしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?