「欠けている部分は埋めなくてもいい」 コミュニティ・アクセラレーター 河原あずさんのコーチングの学びを通したビジョンの前進
こんにちは。コミュニティ型コーチングスクールCAM Japanです。
素晴らしい受講生の方々と共に過ごした第1期のクラスを終え、前回より受講者の方による最終プレゼンテーションをシェアしています。一人一人が、様々な視点で出会った貴重な学びや気づきの体験談となっておりますので、まだお読みいただいていない方は前回の記事もあわせて是非ご覧いただければと思います。
第1期最終クラスでは、CAMでのコーチングの学びを通して得たこと、感じたこと、可能性などを受講者のみなさんそれぞれがプレゼンテーション形式で発表する。という場を設けさせていただきました。プレゼンのテーマとして、こちらの3つの問いに答えていただきました。
1. あなたにとってコーチングとは?
2. 学びを通してあなたのうちに起きた⼀番⼤きな気づきとは?
3. あなたの中のコーチングという「あり⽅」はこれから何を⽣み出しますか?
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今回はコミュニティ・アクセラレーターとして活動する河原あずさんのプレゼンテーションについてお届けしたいと思います。
CAMは自他の「かたち」を受け入れる場所
私は普段、コミュニティ・アクセラレーターとして企業のお悩みに耳を傾けながら、コミュニティに関しても様々な相談を受けています。
CAMでのコーチングの学びを通して1番に感じたのは自他の「かたち」を受け入れるということでした。
1. あなたにとってコーチングとは?
凸凹のままの「個」を自分自身が受け入れるプロセス
私自身「Potage」という屋号で「個」が溶け合えば、世界は変わる。とうビジョンステートメントを掲げています。
つくられた個性はいらない。誰かと比べる必要もない。凸凹のままの「個」でいよう。というビジョンを持って活動しているのですが、実際に私の周りでも、他者の「このようにあるべき」というのを受け取って「これが自分の個性だ」というのを造って表現してしまう方々が存在していると感じています。
そうではなく、今ここにいる自分自身「ありのままの姿」「凸凹のままの姿」でいいんだよという意味を込めて、「個」という言葉を普段から強調して使っています。
私にとってのコーチングとは、その凸凹のままの「個」を自分自身が受け入れるプロセスだと考えました。
2. 学びを通してあなたのうちに起きた⼀番⼤きな気づきとは?
欠けている部分は埋めなくてもいい
私は「人はみんな、欠けているし、欠けがない」という価値観が大切だと考えていますが、人は反射的に欠けている部分を正しく埋めようとしてしまう傾向があるとも思っています。
以前コーチングを行った経験があるのですが、その際、相手に対して「こっちの方が良いのではないか…」というメンタリング的な誘導で欠けを修正しようとしてしまうことがありました。
ですが、コーチングのプロセスとは「相手のあるがままを受け入れる」ということなので、
・相手に答えを委ねていく
・こちらから何か誘導をする必要はない
つまり、「欠けている部分は埋めなくてもいい」ということをCAMで1番強く学ぶことができたのではと感じています。
これまで自分自身の凸凹に関しても、丸く綺麗にしたいと考えてしまっていたのですが、自身のビジョンとの矛盾や他者との関わり方を考えた時に、まず自分自身の欠けを認識して受け入れることが大事なのではないか。と考えるようになりました。
「欠け」というのは一見マイナスなことと捉えがちですが、もし壁に欠けがあったらそこから光が差し込むように、そこに次の自身のヒントが見つかったり、また人にとって希望のような物が見出せることがあると考えています。
「それぞれの形と共に生き、その欠けから光を見出す」ということが今後私たちが生きていく上で非常に大切なことなのではないか。ということを改めて思いました。
元々自分自身が掲げているビジョンはありながらも、まだ不十分だった部分「凸凹を受け入れる」ということに関して、自身や他者に対してもより前に進むことができました。今回、これがCAMでの1番の大きな気づきとなったのではないかと感じています。
3. あなたの中のコーチングという「あり⽅」はこれから何を⽣み出しますか?
お互いの「欠けが」混ざり合い「かけがえ」のない形が生まれる
規格外野菜たちを使った美味しいポタージュや、組み合わせながら形にしていくパズルのピースのように、凸凹な人と人とで何かを作り上げていくことは世の中にまだない価値を生み出すのではないかと考えます。
様々な形があわさることでコミュニティは強くなり、成熟した社会にイノベ ーションが生まれる。
本当の意味で「個」が活きる社会というのは、一人一人の「個」を受け入れその可能性を引き出すことによって生まれていく。その次に溶け合うというプロセスが入ることによって新しい価値が世の中に生まれるんじゃないかなと思います。
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あずさんのプレゼン後にまず盛り上がったのは、Zoom画面を効果的に使ったプレゼンテーションの魅せ方!受講者の方々からはこのようなプレゼンをするための講座をして欲しいという声も上がっていました(笑)是非動画の方もお楽しみいただければと思います。
話がズレてしまいましたが、元々受講前から自身のビジョンをしっかりとお持ちだったあずさん。
自身の活動でそれを体現しながらも、CAMでの学びを通してそのビジョンを深めたり、さらに一歩前に進めたような体験談をプレゼンしていただき、CAMもとても嬉しく思っています。
あずさんがまだ不十分だと感じていた部分「凸凹を受け入れる」ということに関して、自身や他者に対してもより前に進むことができました。とおっしゃっていただいたのですが、これはCAMでの授業方針や内省の時間等が大きく関わっているのではと思います。
CAMでは「他者をコーチングする」「コーチングスキルを磨く」といったことよりも、コーチングする側の「あり方」や「個性」に多くの焦点を当てています。その「あり方」は、コーチングだけに関わらず、様々な領域で自然と周りの人々に広がっていき良い影響を与えていくと考えているからです。
その焦点の当て方に加え、まずは自分自身を振り返り深めるための内省にも力を入れているので、単純にコーチングを学びたいというだけでなく、自身の軸やビジョンをさらに深めたいという方にとってもとても有効な時間になるのではと思います。
この記事を読んでCAMやコーチングに興味を持っていただいた方は、第3期も募集を開始しておりますので、是非WEBサイトの方も覗いてみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
引き続き1期受講生の気づきをシェアして参りますので、コーチングの学びに興味のある方は是非フォローをしていただければと思います。
ではまた、次の記事でお会いしましょう。
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