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日本年金機構の事務所に初めて訪れる

 私は、まだ50代半ばであるため、年金をもらう手続きをするというわけではなく、ある手続きのために日本年金機構の事務所にやってきました。
 年金機構の事務所は8時半から受付ということでしたので、8時半過ぎに着くように家を出て、おおよその時間帯に着くことができました。てっきり、朝の早くから老人が多くきている、と思っていましたが、その時間にいたのは、サラリーマンと思しき一人だけでした。

 受付にて、要件を言うと、その要件に見合った番号札をもらい、受付用の用紙を受け取りました。受付用の用紙には、基礎年金番号、氏名、生年月日、住所、連絡先などを記入する欄があり、それらを書いてほしいとのこと。書き始めたところ、案の定、すぐ番号が呼ばれ、その窓口に向かうことに。

 窓口に着席すると、用紙をそのまま書いてほしいとのことでしたので、そのまま書き終え、職員さんに渡し、本日の要件を伝えたところ「情報を確認してきます」と言って、一度奥へと引っ込みました。
 しばらくしてから、納付内容の状況が印刷された用紙と、今回の要件に必要な申請書類を手に職員さんが説明をし始めました。で、最後の最後に、申請書類を書いてください、と言われ、また基礎年金番号、氏名、生年月日、住所、連絡先を書かされる羽目に・・・。
 「さっき書いたよね?同じこと書かないといけないの?」と口から漏れそうになりますが、グッと堪えます。

 役所の人たち。人が足りないとか言うが、そう言うところです。同じ内容を何度も書かせることにより、一人にかかる時間が伸びるんです。それによって、人手が足りなくなるんですよ。
 今年に入って、二度ほど区役所に行くことがありましたが、その際も、手書きで書く内容が多いため、それを役所の人が待っていると言う状態が見られました。一人にかかる時間を短縮するには、物理的に短縮できない手書きをやめる、と言う仕組みを入れるべきです。

 先ほどの日本年金機構の事務所の場合、要件に見合った用紙に、私の情報を印刷してくれれば、あとは連絡先の電話番号と、簡単なチェックを入れる程度で申請書ができるはずです。もっと進めば、紙ではなくタブレットに情報を出して、そのまま申請し、間に職員が手入力するような場面を極端に無くす、と言うことでもいいかもしれません。

 そう思っていたところ、私の申請したかった内容はネット申請できる内容ということが後からわかりました。
 マイナポータル経由でねんきんネットにログインし、申請すればいいだけでした。実際にそれを使用して申請していないので、もしかすると手書きから手入力させると言う仕組みに変わっただけかもしれませんが、ネットでできるのであれば、まだマシな方かもしれません(区役所の申請は両方とも現地に行かなければならない申請でしたので)。

 2040年、日本の人口の推移がこのまま行けば、役所で働く人は約半分程度になるのではないか、という試算がでています。
 そうなると、今と同じ仕組みのままシステムが進んでしまうと、極端な話、待ち時間が2倍となるわけです。そうなる前に、マイナポータルで様々な申請を可能になるような仕組みを作ろうとしているようですが、ネット申請できない一定の人たちにも優しいシステムづくりを役所には頑張ってしてもらいたいものです。
 できれば、同じような内容を二度書くことを削減するだけでも、かなり時間短縮になるような気がするんですが、いかがでしょうか。

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